
3日に行われた第52回日本選手権オートレースでSG初優勝を果たした森且行。森といえば元SMAPメンバーとして知られており、優勝を受けて中居正広、木村拓哉、香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎の元メンバー全員が祝福コメントを出すなど、改めて絆の強さを見せた。
多くのメディアで森の優勝が報じられるなか、6日放送のテレビ番組『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ/日本テレビ系)は森への独占インタビューを敢行。森がSMAPを脱退してオートレース選手養成所に入所してからこれまでの軌跡を振り返る映像なども交えながら、20分以上にわたり特集した。
まず、森は1996年にSMAPを脱退した当時について、「誰にも伝えずにレースの試験を受けて、だから、多分、メンバーもすごいビックリしたと思うし、(ジャニーズ)事務所の方も驚いたと思うし、すごい迷惑はかけましたね」と告白。何が選手生活の支えになっているのか、という質問に対し、「支えは、5人が頑張っている姿を見ることです。それが一番の支えです。みんなが頑張っているからこそ、僕も頑張れる」と答えた。
さらに今回の優勝について、「『日本一になる』って言って(SMAPを)出てきて。それが24年間待たせてしまって。そのときに(元メンバーたちと)約束したんで、“お互い日本一になろう”って」と改めてSMAPメンバーへの思いを語った。そして彼らから祝福のコメントが寄せられていることについて「本当に読むだけで、涙が出てきました」と目を潤ませ、中居からは直接電話があり「飯行こう」と誘われたことを明かした。
「森がSMAPを抜けたのは、グループの人気が絶頂へ向けてぐんぐん上昇している頃で、まさにこれから黄金期を迎えるという文字通り“人気沸騰”の状態でした。そんななかで森が事務所に内緒でオートレースの試験を受け“事後報告”というかたちをとり、脱退と芸能活動引退を強行したわけです。
そのため、ジャニーズと関係の深いテレビやスポーツ紙、一部の雑誌では、森のレース結果などをニュースとして報じるのはOKの一方、森が単独インタビューなどでSMAPのことや脱退の真相などについて語ることはタブーとされてきました。業界内で漏れ伝わってくる情報からも、実際にジャニーズもメディアによる森の扱いについては、かなり敏感な反応を示していたという印象があります。それだけに、全国区の地上波で、ここまで森が踏み込んで語ったということに少し驚きました」(出版社関係者)
森且行が見せた“配慮”
また、テレビ局関係者はいう。
「インタビューに応える森の発言を聞いてわかるように、森は“仲間”という表現に置き換えることで、意識的に“SMAP”というフレーズを使わないよう配慮している様子が伝わってきます。今回のインタビューで森が“SMAP”という言葉を口にしたのは1度だけだったと思いますが、そんな森の気遣いとは裏腹に、テレビの画面上では終始“支えはSMAP”などとテロップで“SMAP”という言葉が映し出されていました。