
ついに古山音が音楽を再開して、オペラのオーディションに立ち向かったNHKの連続テレビ小説『エール』。音楽と家庭を両立させたい音と、がんばる音を支えたい娘の華の気持ちがぶつかるなど、家族間の信頼も大きなテーマとなった11月2日(月)~6日(金)の放送を振り返ろう。
衝突から和解へ…音と華の母娘関係に変化
オペラ「ラ・ボエーム」のオーディションが近づき、練習に励む古山音(二階堂ふみ)。ベルトーマス羽生(広岡由里子)と占い師・御手洗清太郎(古川雄大)のサポートもあって、見事に第一次審査に合格。喫茶バンブーで報告をしていると、佐藤久志(山崎育三郎)と藤丸(井上希美)が婚約を報告しにきて、ダブルでお祝いをした。
一方、娘の古山華(古川琴音)は伯母の関内吟(松井玲奈)を訪ねて、家族内で頼りにされていないと嘆いていた。案の定、第二次審査の朝に家事の手伝いを申し出るが、断られてしまう。しかし、そこには家事も歌も両立したい音の気持ちがあった。
喫茶バンブーに憧れの竹中渉(伊藤あさひ)を連れて来た際には、ひょんなことから父が作曲家の古山裕一(窪田正孝)だとバレてしまい、華は気まずい思いをする。
オーディション後、審査員に夏目千鶴子(小南満佑子)もいたと音と裕一が世間話をしていると、華が渉を連れて帰ってきた。渉からサインを頼まれた裕一は複雑な心境になった。
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無事に二次審査を通り、喜び合う裕一と音。音は合格報告をしにベルトーマス羽生の家に行き、そのままレッスンを受けることに。
一方、裕一は風邪をひいてしまい、華に看病されていた。音の帰宅後、華は再び家事の手伝いを申し出るが、またもや一蹴されてしまう。
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喫茶バンブーで偶然会った華と渉。そこで音の話題になり、現在オペラのオーディションを受けていると知ると、渉が華にも音楽をすすめ、華はいたたまれなくなり、その場を去ってしまった。
最終審査が終わり、音は裕一にその日の感想を話す中で、華に「好きなことを見つけたら、どんどんやっていってね」と声をかけた。すると、華が爆発。華にはやりたいことがない上に、自分のせいで音が音楽をやめたことに申し訳なさを感じていた。オーディション中の今、自分なりにサポートしたいけど、それができないと言って家を出ていった。
関内家に行き、吟にグチを聞いてもらう中で、かつては吟も音や関内梅(森七菜)に対して劣等感を抱いていたことを知る。そして、「どんな小さなことでも才能と言えるんじゃないか」「才能は普段の生活の中にあるはず」という言葉に華の心は軽くなった。
翌日、裕一が華を迎えに行った帰りに、小さな教会に立ち寄った。そこで、子どもたちのための慈善イベントをしていることを知る。
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数日後、最終審査の連絡が来た。結果は合格。喜ぶ裕一に対して、音は早速プレッシャーに襲われる。そして、華に家事の手伝いを頼んでいいかと訪ね、華も協力することを約束した。