
国内外を問わず、一見しただけでは理解が追い付かない“謎物件”の間取り図や外観写真などを紹介し合う「#クソ物件オブザイヤー2020」が11月16日午前、Twitter上でトレンド入りした。多数のフォロワーを抱えるインフルエンサーも参加し、奇々怪々な物件の数々は注目だ。当サイトで特に大きな反応があった物件を引用しまとめた上で、不動産業界関係者に感想を聞いてみた。
触れられる“高速道路”
まずはエジプトからのノミネート。集合住宅のベランダから建設中の高速道路が届きそうな物件だ。投稿者は次のようにツイートし、16日正午までにリツイート数は約7500件に達した。
مرحبا! الشعب الياباني!
— 🍄masiya💸 (@masiya_x) November 15, 2020
هل يمكنك الوصول إيلاء الطريق من الشرفات الخاصة بك?
أستطيع أن أفعل ذلك في مصر
HAHAHA!
!やあ!日本の皆さん
?貴方は自宅のベランダから高速道路に手が届きますか
!エジプトではできるので、ぜひ来てみてください#クソ物件オブザイヤー2020 pic.twitter.com/GTvGSlluCO
「やあ!日本の皆さん 貴方は自宅のベランダから高速道路に手が届きますか?エジプトではできるので、ぜひ来てみてください」(原文ママ、以下同)
竹がフローリングを突き破る
続いては、一部報道にもあった床下を突き破って竹が生えてきた事例だ。投稿者はテレビ局の取材を受けたことと合わせて、次のように投稿した。
【竹がフローリング突き破る】
— MS Kung @ツインベスト (@ma_Estate) November 15, 2020
祖父母の実家に1ヶ月ぶりに行ったらフローリング突き破って竹が生えていた。この竹事件がキッカケでTBS Nスタで全国放送デビュー、家族及び身内全員に”竹バズり“としていじられ、時の人ならぬ竹の人となりました#クソ物件オブザイヤー2020 pic.twitter.com/WLWGw8Dtou
「【竹がフローリング突き破る】
祖父母の実家に1ヶ月ぶりに行ったらフローリング突き破って竹が生えていた。この竹事件がキッカケでTBS Nスタで全国放送デビュー、家族及び身内全員に”竹バズり“としていじられ、時の人ならぬ竹の人となりました」
緑化のしすぎて蚊が大量発生
続いては廃墟写真集などの被写体になりそうな、一種、アートな雰囲気を醸しだした中国四川省の物件だ。投稿者によると、無計画な緑化で蚊の大量発生を招き、無人のマンションになったという。
【リアルラピュタ】中国四川省成都に建設された高層マンション群。緑あふれるベランダが売りだったのに、
— Jun-Jun (@biblio_babel) November 15, 2020
蚊の大量発生によりほぼ無人の廃墟と化した悲哀の街。蚊と緑に侵蝕され、都会とは思えない静かな時間が流
れる光景は、ほとんどラピュタ。 #クソ物件オブザイヤー2020 pic.twitter.com/0ij0buatGF
「【リアルラピュタ】中国四川省成都に建設された高層マンション群。緑あふれるベランダが売りだったのに、蚊の大量発生によりほぼ無人の廃墟と化した悲哀の街。蚊と緑に侵蝕され、都会とは思えない静かな時間が流れる光景は、ほとんどラピュタ。」
“駅直結”の新築マンション?
通勤や買い物に乗用車が必須な郊外の閑静な住宅街やニュータウンが流行したのは今や昔。社会全体の高齢化もあって、郊外のマイホームを手放して、駅直結かつ、中心市街地やショッピングモールに近いマンションに移住する住民も多い。当然、売り手側は各種“利便性”を強調することになるのだが、内容をよく読むと違和感を覚える物件もあるようだ。