
白組出場者の実に3分の1をジャニーズグループが占めることになった――。
16日、大みそかに放送されるテレビ番組『第71回NHK紅白歌合戦』の出場歌手が発表された。今年大ブレイクしたNiziU、『香水』が大ヒットした瑛人などが初出場を果たした一方、11年連続で出場していたAKB48が落選するなどして、話題を呼んでいる。
そんななか、白組全出場者21組のうち、ジャニーズグループだけで嵐、関ジャニ∞、Kis-My-Ft2、King & Prince、Hay!Say!JUMP、SixTONES、Snow Manの計7組が選ばれたことが波紋を呼んでいる。
「『紅白』では以前からジャニーズグループが多すぎるという声も多く、2017年には前年から1組減の5組となり、昨年まで3年連続で5組となっていました。今年は昨年と同じ5組に加えて初出場のSixTONES、Snow Manの2組分が“純増”となり、白組全出場者のうち3分の1をジャニーズが占める結果となったわけです。
しかし世間一般の反応としては、嵐、関ジャニ∞、ここ最近人気急上昇中のキンプリが入るのはわかるとして、他の4組がなぜ選ばれたのか、疑問に感じるというのが正直なところではないでしょうか」(週刊誌記者)
出場するジャニーズグループのなかで嵐は、『紅白』放送と同じ日に生配信ライブが開催されることが発表されており、『紅白』には中継で登場するのではという見方も出ている。そして、その嵐の動向が、今回『紅白』で“ジャニーズ枠”が増えたことに影響しているという声もある。
「もともと今年の『紅白』は、年内いっぱいをもって活動休止に入る嵐がメンバー全員で司会を務め、さらに大トリを飾るのが既定路線だとみられていた。しかしコロナの影響で今年、嵐は観客を入れてのライブができなくなり、ファンへの“お別れ”をきちんとできない事態に見舞われ、嵐メンバーの“最後はファンと交流してお礼がしたい”という意思を受け、大みそかに生配信ライブが行われることになったのです。
そのため、『紅白』司会の話は消えたわけですが、NHKサイドとしてはどうしても嵐に出場してもらい、さらにはライブ会場からの中継ではなく、収録現場のNHKホールでパフォーマンスを行ってほしいということで、ジャニーズ枠を7つに増やすという最大限の誠意を見せたわけです」(テレビ局関係者)
『あさイチ』MC交代報道
また、別のテレビ局関係者はいう。
「嵐のパートが中継になるのか、ライブ終了後にNHKホールに駆け付けて会場で歌うのか、まだ詳細は決まっていないようです。ここまでくると、すべては嵐メンバーたちの意向次第で、NHKはもちろんのこと、ジャニーズ事務所も無理強いはできず、メンバーの判断に従うしかないという状況のようです」