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辻英之「オレの周りはゲームばかり」

ドコモ、スマホゲーム“eスポーツリーグ”参入の衝撃…選手に年350万円保証

文=辻英之
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 2020年11月5日にNTTドコモはeスポーツ事業への参入を発表、2021年2月から新たにeスポーツリーグの運営を開始する計画を公にした。eスポーツはゲームを競技として扱うジャンルで、ここ数年で国内での動きが活発化している。

 プロとして活動する選手やチームもかなり出てきており、将来なりたい職業にeスポーツ選手がランクインするなど、若者を中心に確実に認知度を広げている。このeスポーツの世界にNTTドコモが参入するというのだ。

賞金総額3億円! 年間350万円以上の保証

 今回発表された内容は、モバイルゲームを使ったeスポーツリーグ運営。eスポーツとして扱われるゲームは家庭用ゲーム機用タイトルやPC向けタイトルなども含まれるが、NTTドコモだけあってモバイルタイトルに絞られている。具体的には、「PUBG MOBILE」(以下、PUBG)と「League of Legends:Wild Rift」(以下、ワイルドリフト)の2タイトルだ。

 PUBGは2017年にPC向けゲームとしてリリースされ、その後PS4やXboxでもプレイ可能となった。そして、2018年にモバイル版が登場し、一気にプレイヤーの拡大に成功したタイトル。ゲームの内容は、孤島で100名のプレイヤーがさまざまな武器と戦略で、最後の1人として生き残ることを目指すバトルロイヤルゲーム。

ドコモ、スマホゲーム“eスポーツリーグ”参入の衝撃…選手に年350万円保証の画像1

 バトルロイヤルゲームを根付かせたパイオニア的ゲームでもあり、全世界で月間1億人がプレイしているという。本作はチーム戦にも対応しており、NTTドコモが運営を行うリーグ「PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE」(以下、PMJL)では、4人1チームで戦うSQUADに対応したものだ。

 特筆すべきはその規模だ。発表によると、シーズン賞金総額が3億円、賞金とは別に選手全員に対して年間350万円以上を保証するとしている。eスポーツは国内での動きが活発化しているものの、マネタイズの面では苦戦しているという見方が多く、これは破格の待遇ともいえる。特にコロナ禍で大規模なeスポーツ大会が中止や規模縮小を余儀なくされている現状、選手側にとっても最低保証額があるのは朗報に違いない。

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 これを受けて動き出しているプロチームもあり、AXIZやSengoku Gamingは本発表の同日にPUBG MOBILE部門設立に向けた選手募集を開始した。PMJLは年間2シーズン制(2021年2~4月と7月~9月)で、合計100ラウンド行われる予定となっている。すでに参加チームの募集はすでに始まっており、2020年12月17日に確定される模様だ。

モバイル版LoLのワイルドリフト採用も発表

 もう一方のタイトルのワイルドリフトは、2020年10月28日から配信が始まったモバイルゲーム。オリジナルの「League of Legends」(以下、LoL)はeスポーツの代名詞的タイトルで、こちらも世界に1億人以上のプレイヤーがいるといわれているチーム戦のゲーム。

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 ゲームは5人対5人のチーム戦で行われ、敵陣の奥にあるネクサスと呼ばれるコアの破壊を目的に競い合うMOBA(Multiplayer Online Battle Arena)と呼ばれるジャンルのゲームだ。キャラクターはチャンピオンと呼ばれ、各人がスキルとよばれる特徴を持っている。現在、140種類以上のチャンピオンが登場しており、自分のプレイスタイルに合うのを選ぶだけでもかなり迷うほどだ。

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