『マリオカート ライブ ホームサーキット』初週売上1位!その斬新な魅力と難点

「屋外で遊べばスペース確保は簡単では?」と思う人も多いかもしれないが、実はこれもかなりハードルが高い。ラジコンカーとNintendo SwitchはWi-Fiの通信でリンクしているので、通信速度が下がると画面がコマ送りになり、まともにプレイできないのだ。別途、ポケットWi-Fiなどを用意する必要が出てきてしまう。

 またゲーム自体も、粗削りな部分が少なくない。まず付属するゲートが4つしかないので、かなり単純な円形コースしか作成できない。2セット購入しても、ゲートを8つに増やせるような仕様になっていないのだ。

 そしてコース上にある家具などの障害物も、Nintendo Switchに認識できないようで、CGのライバルカーたちはどんどんこれをすり抜けて、ショートカットして走り去ってしまう。狭い場所でプレイすると、とにかくストレスがたまる。日本の住宅には荷が重いゲームなのだ。

 せめてラジコンがもっと小型で、プラレールで遊べるぐらいのスペースでもプレイできればよかったのに……。そう思わずにいられないのだが、実際に本作の人気は海外のほうが高く、国内とは違い順調に売り上げを伸ばしている。YouTubeでも、広いリビングにコースを作り楽しんでいる様子を数多く見ることができる。

 しかし、この技術を『マリオカート ライブ ホームサーキット』一発で終わりにしてしまうのはもったいない。先の小型化以外にも、ゲート数増加やコースの8の字や立体交差への対応など改良を加えれば、もっと化ける要素があるのではないだろうか? 個人的には、ドローンを使って浮遊感のある『F-ZERO』シリーズで新作を作ってほしいのだが……。

(文=後藤将之/ライター)

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