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ラーメン店の倒産急増で過去最多を更新か…六角家本店が破産、幸楽苑は店舗大量閉鎖

構成=長井雄一朗/ライター
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幸楽苑やJBイレブンは不採算店舗を閉鎖へ

――大手の動向について教えてください。

飯島 幸楽苑は看板商品だった290円の「中華そば」の販売を15年に終了して、高付加価値路線に舵を切りました。それにより、客単価は上昇したものの、一時的に客数が低下しました。日高屋も18年4月に中華そばを値上げしましたが、既存店の客数が前年実績を下回る月が多いなど、苦しい状態が続いています。

 また、そうした経営環境を背景に、不採算店舗の閉鎖を進める動きも加速しています。幸楽苑は1月に不採算店舗など51店舗の閉店を発表、コロナ禍の影響もあり、最終的に20年度4~6月期は前年同期比で77店が減少しました。JBイレブンも、運営する一刻魁堂などで不採算6店舗の閉店を発表しています。

 富士経済の推計によると、20年の外食市場は昨年比で8割程度の水準(約28兆円)まで縮小します。ラーメン店は低価格業態のファストフードをはじめ、ウーバーイーツなどの宅配需要やテイクアウト市場との競争も激化していくことが予想されます。そのため、今後は味や価格以外に、出店におけるマーケティングなどの緻密な戦略が、生き残るための重要なファクターになるでしょう。

(構成=長井雄一朗/ライター)

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