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新潟県民の食生活が“理想的”な理由

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※画像:、『元素は語る 考古化学で読む元素図鑑』(ワニブックス刊)

 この世界は、自然界に存在する92種の「元素」からできている。
 古代の文化財を読み解くときも元素は手がかりになる。

 紀元前3000年紀の古代エジプトでは、銅を使ったエジプシャンブルーという人類最古とされる合成顔料が作られ、青色彩文土器や彫像に使われた。これは希少な青色の宝石に代わる青い人工物が必要だったからだという。また、エジプト新王国時代の壁画には、銅、ヒ素、鉄など多くの元素が使われたり、古代エジプトのミイラの防腐剤には、炭酸ナトリウムの鉱物であるナトロンが用いられた。

 どんなものでも、元を辿れば元素なのだ。そんな元素の世界を紹介してくれるのが、『元素は語る 考古化学で読む元素図鑑』(ワニブックス刊)という一冊だ。

 元素そのものの写真や用例の写真を掲載するととともに、著者の中井泉氏の研究テーマの一つでもある美術や考古学、環境学といった視点からも元素を解説していく。本書では自然界に存在する元素と人工的に合成されてつくられた元素、合わせて全118の元素を一つ一つ紹介している。

 そう、元素には人工的につくりだされた元素がある。そしてその中には、日本人が発見、命名したものもある。それが「ニホニウム」だ。日本の理化学研究所の研究グループが、加速器を使った亜鉛とビスマスの衝突実験を約400兆回行い、計3回の合成に成功。2015年12月31日、これが新元素と認められ、命名権を獲得。史上初めて日本が発見し、認定された元素となる。

 学校の授業で「水兵リーベぼくの船…」の語呂合わせで覚えた元素。ひとつひとつを見ていくと、本当にさまざまなものの素材となっているのがわかる。元素図鑑として読める本書から、奥の深い元素の世界を覗いてみてはどうだろう。
(T・N/新刊JP編集部)


※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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