
あの人気グループをめぐって不穏な空気が広まりつつある――。
16日、大みそかに放送される『第71回NHK紅白歌合戦』の出場歌手が発表されたが、今年大ブレイクしたガールズグループ・NiziUがCDデビュー前にもかかわらず選出され、大きな話題を呼んでいる。
NiziUは6月に配信されたプレデビューミニアルバム『Make you happy』がオリコン週間デジタルランキングで女性アーティスト初の3部門同時1位を達成。12月2日にはシングル曲『Step and a step』発売をもって正式デビューを飾る予定だが、ここへきて大きな不安要因が浮上している。
「メンバーのマヤが、16日の『紅白』出場歌手発表記者会見、19日の『MTV VMAJ 2020』のイベントを体調不良を理由に欠席しました。メンバーではミイヒも先月から体調不要で活動休止に入っており、もしこのままマヤも休止となれば、正式デビュー直前に2人もメンバーが欠けるという異常事態になるということで、ファンからは心配の声があがっています。
メンバーはまだ全員10代で、今年6月まで韓国で約6カ月にわたり合宿生活を送りながら厳しいレッスンを積んできました。正式デビューを控えるなか、日本では社会現象といえるほど人気グループになり、突然の環境の変化なども重なり相当なプレッシャーを感じているのかもしれません」(週刊誌記者)
そんなメンバーたちが直面しているのは、単なる重圧だけではないという。
「日韓関係が悪化しているなか、韓国芸能事務所JYP Entertainment所属であるもののメンバー全員が日本人だという面もあり、NiziUは韓国内では複雑な状況に置かれています。たとえば、運営・プロデュースはJYPが手掛けているものの、現時点では活動のメインが日本になっていることから、“K-POPのノウハウを日本に流出させている”という声や、“NiziUはK-POPではなくJ-POP”という厳しい声もあがっています。
さらには、リマの曽祖父が第二次世界大戦中に軍服製造などで富を蓄積した実業家の横井英樹氏であることがクローズアップされ、一部メディアから“戦犯のひ孫”という心ない表現をされたことも。メンバーたちは韓国語が話せないため、テレビなどに積極的に露出して人々から親近感を得るという機会を得られていない点も、いまいち韓国内で人気が高まらない要因の一つでしょう。
加えて、事務所のJYP 前で先輩グループに関するデモが行われていたり、アイドルの宿舎や自宅などプライベートな情報を公開するサイトでNiziUメンバーも標的になったりと、ついこの前まで“普通の女の子”だったメンバーたちは、いやがおうにもナーバスにならざるを得ない環境に置かれているわけです」(韓国芸能界に詳しいマスコミ関係者)