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人が集まると生産性は下がる。「社会的手抜き」を防ぐには?

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※画像はイメージ(新刊JPより)。

 ビジネスを進めるために知っておけば、役に立つのが「心理学」だ。交渉や意思決定、人間関係、モチベーションなど、様々な場面で心理テクを使うことで自分が優位に立てるかもしれない。


 新刊『直接会わずに相手を操る超心理術』(クロスメディア・パブリッシング刊)をはじめ、多くの心理学にまつわるビジネス書を著している内藤誼人さんが出演するPodcast番組「今日から使える!内藤誼人のビジネス心理学」から「生産性」にまつわる心理ネタをご紹介しよう。

 

■チームの生産性を低下させる「社会的手抜き」とは?


 自分の生産性を上げることは自分自身で工夫できるが、チームとして生産性を上げるにはどうすればいいのか、特にリーダー層の人たちは悩みどころだろう。


 2人ならば1人+1人で生産性は2人分になる。そう考えているリーダーは少なくないだろう。ところが、である。実は、よくありがちな「チーム一丸となって頑張ろう」だけでは生産性は上がらない。むしろ下がってしまうというのが実際なのだという。


 それは一体なぜか。チームで作業をさせようとなると、その中に手抜きをする人が出てくるからだ。


「これを心理学では社会的手抜きと呼びます。そういう手抜き現象が起きてしまうので、実は、ただ単純にグループを作らせたから生産性が倍々になるかというと、そうはならないんです」(内藤さん)


 では、この「社会的手抜き」を防ぐにはどうすればいいのか。番組の中で内藤さんは例として「個々人がやっている作業量を個別にわかるようにする」ことを提案する。


 つまり、Aさんは80個作った、Bさんは20個作った、Cさんは…といった具合に、それぞれの作業量を見える化すれば、手抜きをする人はいなくなるというのだ。これは、例えば多人数が参加するミーティングなどでも、「議事録をつけるときに、誰がどれだけ発言したのかということをカウントするような形で会議をすれば、発言しなくて手抜きをするという人がいなくなる」というわけである。


 社会的手抜きは人が集まる場所には発生してもらうもの。そのため、個人がどれだけそのチームに貢献したのか分かる形にすべきだと内藤さんは言う。


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 この他にも、個人で生産性アップを狙うならば、ある姿勢を取るべきといった話や、チームの生産性を上げるために作るべき「存在」を内藤さんが紹介している。


 こうした心理テクは、一度覚えておけばその場面になったときに活用することができる。「今日から使える!内藤誼人のビジネス心理学」を聞きながら、有用な心理術を使いこなしてほしい。
(新刊JP編集部)


※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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