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朝ドラ『おちょやん』篠原涼子が演じる厳しい女将のモデルは誰?壮絶だった女中奉公の実態

文=安倍川モチ子/フリーライター
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 神社で雨宿りをしている千代を見つけた先代女将は、その足で芝居小屋に連れて行き、芝居嫌いだった一平が懸命に演技をする姿を見せた。

 岡安に戻った千代は、自分の生い立ちや奉公に出された理由をすべて打ち明け、我慢していた感情が爆発。「うちをここに置いてください」と頼み込んだ。その気持ちが通じて、正式に岡安のお茶子として働くことになった。

 数日後、一平は天海天海一座の一員として芝居を続けることになり、一行は次の巡業先へと向かった。

篠原涼子が演じる女将のモデルは?

 岡安を守る女将の岡田シズ。先週は千代にクビ宣告を下しながらも最終的にはお茶子として引き受けた、懐の深い役どころである。

 竹井千代のモデルとなった浪花千栄子は、奉公先が三度変わっている。はじめの奉公先は大変厳しいところで、今ならしごきと捉えられるような厳しいしつけが当たり前だったという。あまりの厳しさに、普通のお茶子は何かと理由をつけて辞めていったそう。手記の中には、千栄子は奉公中に自殺を考えたこともあったが、奉公先が飼っていた猫に邪魔をされて断念したことが書かれている。

 しっかり8年間勤め上げた後に向かった2件目の奉公先では、父の前借り癖が嫌われて3カ月で追い出された。3件目の奉公先は、千栄子の家庭の事情を理解していたようで、年季明け前に女将が「自分の今後は自分でよく考えろ」と金一封を渡したという。そして、女将の真意を悟った千栄子は夜逃げする形で京都へ向かっている。

おちょやん』で篠原涼子が演じる女将は、厳しくも優しく、千代の母親代わりとなる役どころとされているため、おそらく1件目と3件目の奉公先の女将をミックスした人物像がモデルになっていると考えられる。今後、千代とシズの間にどんな信頼関係が生まれるのか注目したい。

(文=安倍川モチ子/フリーライター)

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