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高橋祐介「楽しいゲームの話だけさせてくれ」

ネガティブな話題先行の『アサシン クリード ヴァルハラ』の素晴らしさを大いに語ろう

文=高橋祐介/ライター、丘ヴァイキング

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 なお、本作における略奪のメインターゲットとなるのは修道院です。9世紀から12世紀にかけて書かれ、後世まとめられた『アングロ・サクソン年代記』によれば、793年にリンディスファーン修道院が襲撃され、そのあまりの実入りの良さにゆえ、それまで散発的に来るだけだったヴァイキングたちが翌年もまたやってきたのだとか……。ただ、794年の襲撃は防衛側も準備を整えていたため、失敗に終わったそうですが。

 確かに、辺鄙な村を襲っても大したものは手に入らないでしょうし、かといって都市は攻略にも手間がかかるわけで、『ヴァルハラ』をプレイするとそのあたりが実感を伴って理解できます。

 ただ、定住地をどのように発展させるかはプレイヤーに委ねられている部分でもあるので、略奪時の犠牲を最低限に抑える「マイルドなヴァイキング生活」を目指してみるのもひとつの遊び方かもしれません(笑)。

近隣勢力との関係を描いた物語

 このように、エイヴォル率いる戦士団は各地で暴れまわるのですが、せっかく来たイングランドから追い出されても困るので、周辺の勢力と軍事同盟を結び、守りを固めていきます。

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 エイヴォルが行く先々の王国や州では、後継者問題、内乱、殺人事件、ラブロマンス(!)などなど、さまざまなゴタゴタが起きており、それらに介入したり、解決することで王族や太守たちに恩を売り、各勢力と同盟を結んでいくことになります。これが本作のメインストーリーに当たるものです。

 各地でのシナリオはそれぞれ完結しており、プレイヤーはある程度自由に、興味のわいた地域を選んで旅することができます。もちろん物語のキーとなる部分では、それまで各地で重ねてきた選択に応じて、熱い展開になったりもするのです(古くからのRPG好きの方は、名作『ロマンシング サ・ガ2』を思い出したのではないでしょうか)。

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 『アサシン クリード』シリーズではおなじみ、歴史の裏側で展開する「隠れし者(アサシン教団)」「古き結社(テンプル騎士団)」による暗闘も描かれはするのですが、本作においてはアクセント程度の控えめな扱いです。作り手側も、PS5やXSXなど次世代機の発売されるタイミングということもあり、新たにシリーズに触れるプレイヤーにも楽しみやすい物語を目指したのでしょう。

 が、先に進めていくとファンにとっても意外すぎる展開もあり、最後まで終わらせた今、シリーズの歴代作品を楽しんできた筆者的にもかなり満足度が高い状態です。まさかあの人とあの人がああなって、あの人があの場所に現れるなんて……。

 また、旅する先々では数々の「絶景」がプレイヤーを待ち受けています。このあたりは4K以上の解像度のテレビやモニター、そして次世代機が真価を発揮する所で、実際に旅行にいったときのような気分でバシャバシャと写真を撮りまくってしまった次第(今のゲーム機は気軽に画面写真を撮ることができ、今回の記事でお見せしているのはその一部です)。さらにマップ画面で、自分の撮った写真だけでなく、他のプレイヤーの撮った写真まで観ることができます。

※インターネットへの接続が必要。

 シリーズのこれまでの作品と同様、いやそれ以上に、史跡や勝景地をめぐるような楽しさを堪能できるわけです。新型コロナの影響で気軽に旅行に行きにくい情勢が続く今、仮想とはいえ「旅」する感覚が味わえたことはとても嬉しいことでした。

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 ……と、作品の魅力をまとめてお伝えするつもりが、まだまだ筆が進んでしまいそうな気配。今回はここまでで区切らせてもらい、次回も『アサシン クリード ヴァルハラ』について書こうと思います。

(文=高橋祐介/ライター、丘ヴァイキング)

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