東海オンエア、地上波進出にファン大歓喜…日テレとHulu、若者獲得の起爆剤となるかの画像1
日本テレビ公式サイトより

 お笑い芸人や俳優など、テレビを中心に活躍してきたタレントが、ここ1年ほどの間で続々とYouTubeデビューを果たしてきた。その一方で最近は、ネット上で多くのファンを獲得してきた有名ユーチューバーたちが、テレビのバラエティ番組にゲスト出演したり、テレビCMに出るようになっている。

 さらに、若者の間での抜群の知名度を生かし、冠番組を持つ事例も出てきている。その最たる例が「水溜りボンド」だ。昨年4月からラジオ番組『オールナイトニッポン0(ZERO))』のパーソナリティを務め、今年10月からはユーチューバーとして初めてテレビで冠番組『水溜りボンドの〇〇行くってよ』(テレビ神奈川)を持つに至った。

「水溜りボンドはYouTubeの黎明期から活動し、若者を中心として地道にファンを獲得してきました。チャンネル登録者数は430万人に達し、間違いなく日本でトップクラスのユーチューバーです。ただ最近は、活動の場を広げすぎたのがアダとなり、テレビやラジオで新たなファンを思うように獲得できていないばかりか、YouTubeで獲得した古参のファンも離れていく事態になっています」(芸能記者)

 水溜りボンドがテレビ進出で苦戦するなか、今度は「東海オンエア」が地上波で冠番組にチャレンジする。12月28、29、30日の深夜という3日間限定ではあるが、日本テレビ(関東地方のみ)で放送され、さらにHuluでも見逃し配信するという。

『東海オンエア ~上京フェス2020~』と題し、第1夜は東京の一流レストラン、第2夜は日テレを舞台に“大暴れ”し、第3夜は日テレスタッフとドッキリを仕掛け合う内容と発表されている。

 この発表を受けて、SNSでは歓喜の声が続出。

「最高すぎる!絶対見る」

「ついに東海オンエアが地上波に進出!楽しみだー」

「予告動画を見ただけで笑える。絶対に見る」

など、今から心待ちにする声が次々に上がっている。

 また、「なぜ関東地方だけなのか。東海地方でも放送してほしい」「Huluに入らないといけないな」など、関東地方限定放送であることを嘆く声も見られる。

 そんな視聴者の声を受けて、日テレは続けて札幌テレビ、テレビ岩手、福島中央テレビ、テレビ信州、福岡放送、長崎国際テレビでも同時間帯での放送を発表。さらなる拡大の可能性もある。“地上波に収まりきらないほどの録れ高”だといい、その様子は地上波放送後にHuluで配信するとしている。

「日テレは2014年にHuluを傘下に収めてから、Huluの展開を模索してきました。有料配信サービスはNetflixやAmazonプライム・ビデオなどのライバルが豊富な資金力を背景に力を伸ばしており、Huluは日テレのコンテンツと連携することでテレビの視聴者を呼び込もうとしました。

 たとえば、爆発的な人気を誇ったドラマ『あなたの番です』や『ボイス 110緊急指令室』の放送が終わってから、続編をHuluで配信するといった展開をしましたが、テレビで視聴していたドラマファンから猛反発を受けたのです。そのほかのドラマでも、テレビとは異なるオリジナル版をHuluで配信しましたが、そのたびに批判が巻き起こりました。

 しかし、今年は「Nizi Project」と題し、Huluと日テレが連携してアイドルグループNiziU(ニジュー)のオーディションからメンバー決定、デビューまでの成長を追いかけるプロジェクトが空前のブームとなりました。今、若者はHuluに好意的な印象を抱いているので、日テレとしてはこの波に乗って契約者を増やしたいところでしょう。東海オンエアは、その大役に適任といえるかもしれません」(テレビ局関係者)

 東海オンエアは、YouTubeに動画を上げると、短期間のうちに100万~200万回も再生されるほど固定ファンが付いている。その影響力によって、Huluの契約者獲得を後押しし、さらにはテレビ離れが進む若者を再び取り戻す起爆剤となることができるだろうか。

(文=編集部)

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