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スタバ、ドトール、コメダ…カフェチェーン5社の商品&選び方を“コーヒー芸人”が全解説

文=安倍川モチ子/フリーライター
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コーヒールンバの平岡佐智男さん

 リモートワークの普及に伴い、出社せずにカフェで仕事をする人も増えた今。どのチェーン店に行こうかと、頭を悩ませることもあるのではないでしょうか。カフェ選びの条件には「Wi-Fi」「電源」「駅近」などいろいろありますが、せっかくカフェに行くのなら、肝心のコーヒーの味も気にしたいところ。

 そこで、つい先日の『ワケあり!レッドゾーン』(読売テレビ)にも“コーヒー芸人”として登場したコーヒールンバの平岡佐智男さんに、コーヒーチェーン5社のホットコーヒーの味比べをしてもらいました。

 平岡さんは、芸人になる前は大手コーヒーチェーン店に勤務し、3店舗の店長を経験するなど、コーヒー全般に精通。その経歴を買われ、現在はスペシャルティ・コーヒー専門店「猿田彦珈琲」の広報としても活動している、異色の芸人です。

カフェチェーン5社のホットコーヒーを飲み比べ

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 今回、飲み比べていただいたのは、ビジネスパーソンご用達のスターバックスドトール、コメダ珈琲店、タリーズ、サンマルクカフェの5店。それぞれ一番小さいサイズのホットコーヒーをセレクトし、味の特徴や利用シーンなどについて聞きました(価格は税込み)。

●サンマルクカフェ「Mブレンド」(270円)

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「深煎りながら、ややマイルドなブレンドです。香りも味も、濃厚で甘さを感じます。僕はよくパソコン作業をするときにサンマルクに行くので、この香りをかぐと、どこか安心しますね。やや抑えめの苦みと深いコクは、サンマルク自慢のスイーツやパンとの相性を考えての味なのだと思います。仕事をするカフェとしてもいいですが、友だちとの楽しいコーヒータイムにも最適でしょう。甘いものが食べたいときに、ゆっくりと飲みたい1杯です」(平岡さん)

●コメダ珈琲店「コメダブレンド」(550円)

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「サンマルクと同様に深煎りのコーヒー豆を使っていますが、こちらはよりコクとキレのあるストロングな味わいです。しっかりとした主張があるので、まさに目が覚める1杯といったところです。大事な商談前や、集中して作業したいときなどにオススメのコーヒーですね。

 コメダは松竹芸能の劇場の近くにもあるので、深夜の稽古終わりによく行きます。そのときは、通常の1.5倍の『コメダブレンド たっぷりサイズ』を頼むことが多いですね。また、コメダは席の仕切りが高くパーソナルスペースを確保しやすいので、会社では話しにくい相談や込み入った話などをする場所としても有効利用できます」(同)

●ドトールコーヒー「Sブレンドコーヒー」(220円)

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「口に含んだときに香りと甘さが残るスッキリとした飲み心地で、どなたでも楽しんでいただきやすいコーヒーです。前の日に飲みすぎてしまったな、というときでも、ゴクゴク飲めます。また、冷めても味や飲みやすさが変わらないのは、さすがの一言です。特筆すべきは、やや小ぶりなサイズ感。他のチェーン店と比べて一回り小さいので、持ちやすいですし、待ち合わせ前の時間潰しなどにもピッタリです。飲み残してしまうこともありません。これぞ、手軽に飲めるカフェチェーン店のコーヒー。仕事の前の1杯として飲みたいですね」(同)

スターバックスコーヒー「Sドリップコーヒー(本日のコーヒー)」(313円)

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「日によって違う味が楽しめるスターバックスの『本日のコーヒー』は、今の時期は、この『クリスマスブレンド』を出している店舗が多いと思います。こちらは、しっかりローストされた深煎りのコーヒー豆を使っていて、スパイシーな中にスモーキーさもある風味が特徴です。後味のすっきり感も感じますね。今の時期に発売されている、ホリデーシーズン限定のクリームやチョコレートを使ったスイーツと合わせたいコーヒーです。仕事で疲れてお腹が空いたときや、もうひとがんばりしたいときにオススメです」(同)

タリーズコーヒー「S本日のコーヒー」(329円)

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「スタバと同じく『本日のコーヒー』があるタリーズも、数種類の豆をローテーションしているので、行くたびに違う楽しさがあります。特に、この日はラッキーでした……。『エチオピアモカ G1 タデGGハイランド』という、タリーズコーヒーのエチオピアコレクションというシリーズの厳選コーヒー豆を使用しています。ベリーやカシスのような華やかな香りが特徴で、味はスッキリしていて飲みやすいです。冷めても、飲みやすさや味が変わりません。

 このコーヒーを飲むなら、デートのときがいいですね。普段はあまりコーヒーを飲まないという女性でも気に入ってくれるはずです。ただし、毎回この豆に当たるとは限らないので、その点だけご注意を」(同)

コーヒーの味でカフェを選ぶ大人はカッコいい

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 チェーン5社のホットコーヒーを飲み終えて、平岡さんに感想をうかがいました。

「僕がタリーズで店長をしていたときは、このグレードの豆を『本日のコーヒー』で使うことはなかったので、『いつの間にこんなに変わったんだ?』と驚きました。また、スタバの『クリスマスブレンド』は、玄人が好みそうな個性派。共通しているのは、今の時期だからこそ楽しめる味だということです」(同)

 平岡さんによると、クリスマスやバレンタインなどの時期は特に期間限定の豆を販売しているカフェが多く、その味を知ってもらうために「本日のコーヒー」で提供しているのではないか、とのこと。そのため、日替わりのコーヒーを選ぶ際は、まずどんな豆を使っているかをチェックするといいそうです。

 他の3社に関しても、それぞれ特徴があり、「『仕事の前はドトール』『シャキッとしたいからコメダ』『スイーツも食べたいからサンマルク』というふうに、気分やシーンによって使い分けられるようになれば、コーヒーに詳しい人として、周囲から一目置かれるかもしれませんね」(同)とのこと。

 街中でカフェ選びに迷いがちな人は、ぜひ参考にしてみてください。

安倍川モチ子/フリーライター

安倍川モチ子/フリーライター

東京在住のお笑いスキー、歴史スキー、ダンススキーな(京都の女子大の歴史学科卒、元ダンス部部長)ライターです。広告・プロモーションのプロデュース及び企画制作をしていた会社で、編集経験あり(3年弱)のため、たまに編集もします。
執筆道とりこ

Twitter:@mochico_abekawa

Instagram:@abekawa_mochico

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