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【NHK・2020年度版】女子アナ・ベスト9!エースと4番は、井上あさひ&桑子真帆

文=上杉純也/フリーライター
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井上あさひアナ(「NHKアナウンス室」より)

 新型コロナウイルスに見舞われた2020年の日本も、もう年の瀬待ったナシとなってきた。そこで、「女子アナ」をテーマに、この1年の総まとめをしてみたい。具体的には、20年現在の東京キー局各局の女子アナがどれくらい活躍したのか、ということである。

 女子アナの活躍度を野球の打順に見立てて徹底分析してみたいと思う。なお、DH制を採用した打順であるため、10番目に”エース”を入れている。第1回は、NHKを取り上げる。

1番 副島萌生
2番 近江友里恵
3番 和久田麻由子
4番 桑子真帆
5番 上原光紀
6番 赤木野々花
7番 池田伸子
8番 林田理沙
9番 浅野里香
エース 井上あさひ

 実力派の人気アナを多数抱えるNHKは、上の打順を見ても一目瞭然のように、その戦力は巨大だ。

 まず、切り込み隊長の1番には、週末の夜の顔・『サタデースポーツ』と『サンデースポーツ』を担当する副島萌生アナを抜擢してみた。同局の週末夜のスポーツ番組からは、これまでにも、現フリーアナウンサーの草野満代や有働由美子、現在も局アナとして活躍する杉浦友紀など、多くの人気アナを輩出してきている。

 副島アナはその流れに完全に乗ったワケだ。さらに『サタデー~』に至っては、同番組史上初の女性単独キャスターを務めている点も見逃せない。新型コロナの影響で延期された東京オリンピックが来年、無事に開催されれば、さらに注目度がアップするだろう。

 2番には平日朝の情報番組『あさイチ』で爽やかな笑顔を振りまいている近江友里恵アナを置いてみた。その進行ぶりは、とにかく安定感抜群。さらに共に司会を担当する博多華丸・大吉とのやり取りも見ていて楽しい。特に番組冒頭の”朝ドラ受け”で、博多華丸がそのまま感じたことをしゃべり、大吉がそれを受けて流し、最後に近江アナが、あるときは場を読み、あるときは場を読まないリアクションをする。このリアクションがほどよい”ボケ”となっているのだ。1番が出塁したあとに一発長打でチャンスを拡大する現代型2番というよりは、従来の”つなぐ”2番タイプだろう。

 打線の核となるクリーンナップの3・4・5番には、まさに同局における現在のエース級女子アナを並べてみた。まず3番の和久田麻由子アナは、今年春の改編で平日朝の顔から平日夜の顔に配置転換となったが、『ニュースウオッチ9』就任早々から違和感がまったくなかった点が印象深い。コンビを組む有田嘉男キャスターとの息もピッタリで、安心感抜群である。朝でも夜でもドンとこいというところ。まさに継続してヒットを放ち、率を稼ぐ3番といえるだろう。

文句なしの4番は桑子真帆アナ

 その和久田アナを抑えて4番に座ったのは、桑子真帆アナである。これはもう文句なしだろう。和久田アナと入れ替わるかたちでNHK平日夜から朝の顔になった。今やすっかり『NHKニュースおはよう日本』のメインキャスターぶりが板についてきた感がある。

 当初はコンビを組む高瀬耕造アナの”朝ドラ送り”に多少のとまどいをみせていたものの、現在ではアドリブで返す余裕もある。さらに今年は17・18年に続き3度目の『紅白歌合戦』の総合司会起用が決まっている。明るくて親しみやすいアナウンスメントぶりでNHKの顔として活躍する姿は、まさに”頼れる4番打者”といって過言ではないだろう。

 桑子アナの後を打つ5番には、平日版の『NHKニュース7』でサブキャスターを担当している上原光紀アナを起用した。メインキャスターの瀧川剛史アナを完璧に補佐する安定感は抜群のひとこと。次期報道のエースとしての期待は大だ。また、クールビューティーな雰囲気も異彩を放っている。

 6番には、上原アナの同期・赤木野々花アナを抜擢したい。『ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!』アシスタントMCや、『うたコン』の女性司会を担当しているように、報道系というよりはバラエティ番組での起用が目立っている。

 そしてそのバラエティで他の出演者とやりとりをする際に、圧倒的な面白さを発揮しているのだ。『日本人のおなまえっ!』では、メインMCを務めるフリーアナウンサー・古館伊知郎のボケ進行に渾身のツッコミをかまして、脱線しかかった話を軌道修正することがよくあるのだが、この赤木アナのツッコミを面白がる古館という構図が、番組をより盛り上げているのだ。

 今年3月17日からMCを担当している『うたコン』でも、もうひとりの司会者・谷原章介と軽妙なやり取りを毎回展開している。初登場の回から息がピッタリと合っていたのには驚かされたほどだ。このバラエティ系番組での活躍ぶりを評価して、彼女に6番を任せてみたい。

 下位打線には、まず”職人”を起用してみた。土・日・祝日版の『NHKニュース7』でサブキャスターを担当する池田伸子アナである。平日版のサブキャスターを担当している上原光紀アナが華やかな印象っぽいため、少し地味目に映ってしまうのが惜しいところだが、漂わせている落ち着いた雰囲気と控えめな感じが彼女の魅力である。

 アナウンス能力にも定評があり、一音一音を大事に発している印象を受ける。さらに、声のトーンが少し低めなこともあってか、インテリジェンス性が溢れ出ている。そのため、安定感が抜群で、安心して観ることができるのである。そんな職人が7番を打つ打線は、まさに”つながる”打線ともいえよう。

不動のエースは井上あさひアナ

 続く8・9番は、『首都圏ネットワーク』で夕方の顔になっている2人を選んでみた。女性のメインキャスターを務める林田理沙アナが8番。女性のフィールドキャスターを担当する浅野里香アナが9番である。

 この2人は、林田アナが『ブラタモリ』の前アシスタント、浅野アナが現アシスタントという『ブラタモリ』コンビでもある。同番組でアシスタントを務めた女子アナには、桑子アナや近江アナなどがいて、出世コースともいえるのだ。特に浅野アナは来年で27歳と、まさに仕事に邁進したい時期を迎える。期待の若手アナとして注目したい。

 最後の10人目は、エースとして『ニュースきょう一日』でメインキャスターを担当する井上あさひアナを挙げておきたい。

 その実力を語る必要は、もはやないだろう。当日起きたニュース情報をコンパクトに紹介し、翌日に向けての注目点やキーワードをわかりやすく伝える手腕は、貫禄のひとことしかない。まさに女性ニュースキャスター界の”エース”である。

 以上の10人を並べてみると、NHKは実に層が厚いことに改めて気づかされよう。土・日・祝日版の『NHKニュース おはよう日本』のメインキャスターを担当する石橋亜紗アナや、『チコちゃんに叱られる!』で情報プレゼンターを担当する塚原愛アナ、『NHKニュース おはよう日本』平日5時台の女性メインキャスターである中山果奈アナ、和久田アナや井上アナが休暇などで不在時に代役を担う星真琴アナ、『ニュースシブ5時』でメインキャスターを務める守本奈美アナなどが控えに回らざるを得ない豪華な戦力を誇っている。

 さらに、ここに杉浦友紀アナ、久保田祐佳アナ、大ベテランの小野文惠アナなどが加わるのだから、”穴”はない。加えて、産休で長期離脱中の小郷知子アナや鈴木奈穂子アナが復帰したら、鬼に金棒だ。

 次回はテレビ朝日の女子アナを取り上げたい。

上杉純也/フリーライター

上杉純也/フリーライター

出版社、編集プロダクション勤務を経てフリーのライター兼編集者に。ドラマ、女優、アイドル、映画、バラエティ、野球など主にエンタメ系のジャンルを手掛ける。主な著作に『テレビドラマの仕事人たち』(KKベストセラーズ・共著)、『甲子園あるある(春のセンバツ編)』(オークラ出版)、『甲子園決勝 因縁の名勝負20』(トランスワールドジャパン株式会社)などがある。

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