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楽天、西友買収でスーパー事業参入は「携帯電話事業の成功より難しい」…アマゾンと激突

文=編集部
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 新生・西友には、成功体験を持った小売の経営者が必要になる。ファミリーマートからユニーを買い取り完全子会社にして戦力化したパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)の経営幹部を引き抜くなどといった荒技を繰り出すしか、人材確保の方法はないかもしれない。PPIHはディスカウントストア、ドン・キホーテを成功させ、ユニーを利益の出る会社に変身させた。「総合スーパーの舵取りはかなり難しい」(ファミマの親会社である伊藤忠商事首脳)といわれてきたが、PPIHは成功させた。

 西友の脅威となるのはアマゾンだ。19年からアマゾンの有料会員サービス「プライムナウ」の利用者にライフコーポレーションが首都圏で商品を宅配するサービスを始めた。7月からは大阪に進出済みでサービスエリアを拡大中だ。国内流通最大手のイオンは19年秋、英ネットスーパー運営会社、オカド(Ocado)と組み、AIを活用した大規模な配送センターを千葉市内に建設し、23年に事業を開始する。店舗を介さず倉庫から自宅に食品などを直送する。

(文=編集部)

【続報】

 KKR、楽天、西友の3社は20年12月28日、西友の次期最高経営責任者(CEO)にセブン&アイHDの元常務執行役員の大久保恒夫氏(64)を起用する、トップ人事を発表した。21年3月に就任する。

 大久保氏はイトーヨーカ堂を経て、食品スーパー、成城石井の社長やセブン&アイHDの常務執行役員を務めた。セブンではファミリーレストラン事業を手掛けた経験を持つ。現在は流通業向けのコンサルタント会社、リテイルサイエンスを立ち上げ社長だ。

 成城石井時代にはバイヤーを増員し、海外商品を直接買い付けたり、PB(プライベートブランド)の開発に努め、経営を好転させた実績を持つ。オールラウンドプレーヤーという評価だが、「若いとはいえない」(関係者)。西友を立て直す“力仕事”をやれるのか、と疑問視する声もある。リオネル・デスクリーCEOは米ウォルマートに戻る。

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