相葉雅紀、羽鳥慎一、高田純次が50代以上に異常な人気の理由…テレ朝の視聴率の裏事情の画像1
相葉マナブ|テレビ朝日」より

 今、テレビ局がこぞって欲しがる視聴ターゲットが、20~34歳女性の「F1」、そして35~49歳女性の「F2」だ。その理由は、スポンサードしてくれる企業の商品の購買率が高いからである。

 しかし、皮肉なことに、最もテレビを見ている“メイン・クライアント”は50歳以上の女性の、いわゆる「F3」となっている。そして、特に50代以上の視聴者に支えられているのがテレビ朝日だ。

「日本テレビに次いで民放2位につけているテレ朝ですが、そのメインとなる視聴者層は50代と言われています。『報道ステーション』といった硬派なニュース番組や『羽鳥慎一モーニングショー』といったワイドショー、また『相棒』シリーズをはじめとするドラマのラインナップからもわかるように、年配者向けというステーションイメージがあります」(テレビ局関係者)

 さて、そんなテレ朝の中でも、特に50代以上の視聴者から絶大な人気を誇るタレントが3人いるという。その顔ぶれを、視聴率の観点から見ていこう。

中高年からの信頼が厚い羽鳥慎一

 まずは、羽鳥慎一だ。『モーニングショー』で総合司会を務める、おなじみの“朝の顔”である。

「『モーニングショー』は、羽鳥が2015年9月まで赤江珠緒と一緒に司会を務めていた『モーニングバード』が前身です。それを、この枠で50年以上前に放送されていたワイドショーの先駆け的番組『モーニングショー』の看板に戻した上で、羽鳥をより前面に押し出し、シンプルな情報番組にしたのです。それが功を奏し、同時間帯の視聴率で首位を走っていた『とくダネ!』(フジテレビ系)を抜き去り、民放1位を独走しています」(同)

 そんな羽鳥の中高年層からの信頼は厚い。たとえば、11月25日の世帯視聴率は10.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人5.5%。そして、20~34歳の個人視聴率は0.5%、35~49歳も2.4%と、かなり低めだ。ところが、男性50歳以上は9.1%、女性50歳以上も10.3%と、異様に跳ね上がるのである。

 また、12月3日も世帯10.5%、個人5.6%を記録しているが、男性50歳以上は9.0%、女性50歳以上は10.4%と、中高年層に圧倒的な強さを誇る。なぜ、これほどまでに受け入れられているのだろうか?

「大きな要因は、やはり羽鳥に対する信頼感だと思います。加藤浩次の『スッキリ』(日本テレビ系)や立川志らくの『グッとラック!』(TBS系)は、司会自身が物申す番組です。しかし、羽鳥は言ってしまえばパネルボードをめくる役で、意見はテレ朝の報道局員である玉川徹氏や、石原良純、長嶋一茂といったコメンテーターに任せています。そこに番組としての派手さはないものの、見やすいつくりになっている。また、玉川氏が毎回のように自分の主張を声高に展開すればするほど、羽鳥がよりよく見える作用も働いているでしょう」(同)

 一方、民放2位の『スッキリ』は、11月30日放送分で35~49歳女性の個人視聴率が7.7%と高めではあるが、50歳以上は5.5%となっている。『モーニングショー』とは好対照で、見事に視聴者層が分かれているようだ。

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