まず食費は、どんなものにお金をかけているか、その内容とともに1週間分くらいを確認してみましょう。コンビニなどでちょこちょこ買っていて、トータルの出費が膨らんでいても、もし満足感がなければ見直してもよいかもしれません。たとえば、週末に1回だけ料理をして、いつもの2倍、3倍多めにつくっておけば、冷凍保存をして後日2回、3回分のおかずにできれば、セーブにつながります。自炊なら食塩や糖分、保存料などの過多を防ぐこともできて、健康にもよさそうですよね。
次に、ネットショッピングの確認です。amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの、よく使うECサイトの履歴を改めて確認してみましょう。「そういえば、この買い物は失敗だった」というものがあったら、次に同じ失敗をしないように心に留めておきましょう。また、送料無料になるように、ちょうどよい金額のものをプラスして買ったけれど、結局使っていないというものはないかもチェックしてみてください。
このように、少し時間がたってから俯瞰して眺めてみると、自分にとっての「よかった買い物」「よくなかった買い物」が浮き彫りになると思います。2021年は「よかった買い物」の割合が増えるように、意識したいですね。
3.「貯める仕組み」の棚卸し
お金まわりで一番気になるのが「貯蓄」でしょう。これについては「貯める仕組み」の棚卸しをしていきましょう。なぜなら「がんばって貯めよう」と努力をしても、なかなか続かないから。貯まるような「仕組み」をつくることが、貯蓄ができるかどうかの大きな分かれ目になるのです。
さて、あなたは「貯める仕組み」があるでしょうか。それは、トータルで月にいくらくらいでしょうか。財形貯蓄や自動積立定期預金などのほか、つみたてNISAやiDeCoなどがあれば、合計で月にどれくらいになるかを計算してみましょう。2020年でどれくらい増えたかも、チェックしてみてください。
そうした「貯める仕組み」がまったくない方は、まずは財形貯蓄や自動積立定期預金などを始めることをおすすめします。一部のネット銀行では、メガバンクなどから毎月一定額を無料で送金することができる「自動入金サービス」がありますので、そちらを利用してネット銀行に貯めていくのもいいですね。
『お金が貯まる「体質」のつくり方』 お金が貯まるかどうかは、年収の差だけではなく、お金の使い方や日々の生活習慣などの「体質」にありました。ストレスなく、幸せになりながらお金が貯まる人になるシンプルな習慣と考え方について紹介。人生をより豊かに、自由に生きるための37のコツをお伝えしています。
