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三菱銀行出身者しか頭取にしてはならぬ!半沢頭取に沸く三菱UFJ銀行の“鉄の不文律”

文=菊地浩之
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京大卒の頭取→在任1年2カ月の東大卒頭取→慶大卒の頭取…の“波乱人事”

 というわけで、三菱銀行は2度の合併、3度の行名変更を経て三菱UFJ銀行となったのだが、基本的に東大卒、三菱銀行入行、任期4年で続けてきたのだが、史上初めて京大卒の頭取が誕生し、東大卒に戻ったものの1年ちょっとで退任。そして久しぶりの慶大卒の誕生と、波乱(?)の頭取交代が続いた。

「週刊ダイヤモンド」(ダイヤモンド社)2017年7月29日号によれば、「三菱東京UFJ銀行」が行名変更する際、平野信行(ひらの・のぶゆき)会長が「MUFG銀行」案を推したという。三菱東京UFJ銀行とはいっても、頭取人事を見る限り、実態は三菱銀行のままなのだから、頭取OBは猛反発。結局「三菱UFJ銀行」に落ち着いたのだが、両者の板挟みとなった小山内隆(おさない・たかし)は精神的に追い詰められ、体調不良を来たし、わずか1年ちょっとでの退任を余儀なくされたとか――。新頭取にがんばってほしい。

(文=菊地浩之)

三菱銀行出身者しか頭取にしてはならぬ!半沢頭取に沸く三菱UFJ銀行の“鉄の不文律”の画像1
戦前の、三菱銀行周辺の“華麗なる家系図”。慶應義塾創設者の福沢諭吉や、2021年の大河ドラマ『青天を衝け』の主人公でもある渋沢栄一の名前も見える。

 

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●菊地浩之(きくち・ひろゆき)
1963年、北海道札幌市に生まれる。小学6年生の時に「系図マニア」となり、勉強そっちのけで系図に没頭。1982年に國學院大學経済学部に進学、歴史系サークルに入り浸る。1986年に同大同学部を卒業、ソフトウェア会社に入社。2005年、『企業集団の形成と解体』で國學院大學から経済学博士号を授与される。著者に、『日本の15大財閥 現代企業のルーツをひもとく』(平凡社新書、2009年)、『三井・三菱・住友・芙蓉・三和・一勧 日本の六大企業集団』(角川選書、2017年)、『織田家臣団の系図』(角川新書、2019年)など多数。

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