家族の幸福度を上げるために知っておくべき「7つのピース」とは?の画像1
※画像:『家族の幸福度を上げる7つのピース』(青春出版社刊)

 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言。外出自粛で、家族と過ごす時間が増えたこの1年になったのではないだろうか。


 家族との絆を深める機会となり、家族と一緒にいられることに幸せを感じる家族がいる一方で、毎日のように家族と同じ空間にいることでストレスを感じ、幸せを感じられない家族もいる。そこで家族の幸せを感じるために活用したいのが「幸福学」だ。幸福学とは、心理学や統計学をベースに、人が幸せになるためのメカニズムを明らかにする学問である。


 この幸福学で、幸せになる要因や条件を科学的に導き出していくのが、『家族の幸福度を上げる7つのピース』(前野隆司、前野マドカ著、青春出版社刊)だ。


 本書では、幸福学の研究を行っている前野隆司氏と前野マドカ氏が、どうすれば幸福度が上がるのか、その要因や条件の研究から、働く人の幸せについての「幸福度を上げる7つのピース」を紹介している。

 

■「幸福度を上げる7つのピース」をできるだけ増やそう


 「幸福度を上げる7つのピース」とは、「自己裁量(マイペース)」「自己成長(新たな学び)」「リフレッシュ(ほっと一息)」「他者貢献(誰かのため)」「役割認識(自分ゴト)」「他者承認(見てもらえる)」「チームワーク(ともに歩む)」の7つのこと。


 反対に、「はたらく人の不幸せの7因子」もあるという。「自己抑制(自分なんて)」「理不尽(ハラスメント)」「不快空間(環境イヤイヤ)」「オーバーワーク(ヘトヘト)」「協働不全(職場バラバラ)」「疎外感(ひとりぼっち)」「評価不満(報われない)」の7つだ。


 この「幸福度を上げる7つのピース」をできるだけ増やし、「はたらく人の不幸せの7因子」をできるだけ減らすことが、幸せな家族になる秘訣となるのだ。


 たとえば、幸福度を上げるピースのうちの1つである「他者貢献」は、家族の中で誰かに貢献しているという意味と、ひとつの家族としてボランティア活動などを通して社会に貢献しているという意味の2つを含んでいる。自分以外の他者に貢献すれば、思いやり因子は増えていく。


 一方、自分のためばかり行動している人は幸福度が低く、利他的な気持ちを持って行動している人は幸福度が高いというデータもあるという。人のためになることをすると、幸福度も高まるのだ。


 また、思いやりにおいて、「共感」もキーワードのひとつ。家族同士、お互いに共感できる状態にあれば、どうすれば相手が喜ぶかもわかる。家族を喜ばせることを互いに意識し合っている家族は幸福度も上がっていくという。


 新型コロナの影響で、家族旅行や外食に行けないといったマイナス面もあるが、家庭でゆっくり一緒に食事ができたり、今までよりも濃い時間を過ごすことができるというように、今の状況を少しでもポジティブに考えることも大切だ。


 家族の絆を深め、幸福度を高めるためにも、本書を参考に家族との接し方を意識してみてはどうだろう。
(T・N/新刊JP編集部)


※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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