フジテレビの視聴率が12月に絶好調のカラクリ…『FNS歌謡祭』が圧巻の強さ、復活は本物?の画像1
フジテレビ(「Wikipedia」より)

 最近、フジテレビの話題を聞くことが多くなってきた。一時期は視聴率でテレビ東京に負け込むことも多く、短命に終わる番組もあったのだが、いったいどんな変化があったのだろうか?

「12月1週目の週間視聴率で、個人視聴率が好成績だったのです。ゴールデンタイム(19時から22時)は6.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と業界1位、プライムタイム(19時から23時)も5.9%で2位、全日帯(6時から24時)も3.3%で3位と、数字が上向いています。さらには、世帯視聴率でも、前述の3つの時間帯で3位を獲得しました」(テレビ局関係者)

 2004年から2010年まで、ゴールデン・プライム・全日と年間視聴率の“3冠王”を獲得し、テレビ界の頂点に君臨していたものの、2011年に陥落して以来、まったく浮上の気配がなかったフジテレビ。果たして、この好功績は復活の予兆なのだろうか?

そもそも12月はフジテレビの季節?

 ひとつ留意しなければならないのが、1年前の12月第1週の視聴率も、フジテレビはゴールデン帯でトップに立っているということだ。その共通要素は『FNS歌謡祭』である。

「昨年12月4日にオンエアされた『2019 FNS歌謡祭』第1夜は世帯14.1%で、同時間帯1位でした。そして、今月2日の『2020 FNS歌謡祭』第1夜も世帯14.1%、個人8.6%をマークし、同時間帯1位でした。つまり、この『FNS歌謡祭』が週全体の視聴率の向上に大いに貢献していることは間違いありません」(同)

 ちなみに、翌週9日の『2020 FNS歌謡祭』第2夜も世帯11.0%、個人6.8%で、teen(13~19歳)、F1(20~34歳女性)、F2(35~49歳女性)、F3(50歳以上女性)、M2(35~49歳男性)、M3(50歳以上男性)と、ほぼすべての世代の個人視聴率が同時間帯トップだった。

 しかし、この『FNS歌謡祭』という“援軍”がなかったとしても、フジテレビは他局と戦うことができているという。

「この12月第1週は、他にも、4日の『ものまね王座決定戦』、5日の『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』と『IPPONグランプリ』、6日の『THE MANZAI 2020 マスターズ』と、いずれの番組も個人視聴率1位なのです。こうした確実に数字が見込めるコンテンツを12月に配したのは、遠藤龍之介社長の意向で、編成制作局がタイムテーブルを組んだとも聞きます。これは来年への種まきというか、勢いをつけた形で年をまたぎたいという思いがあるようです。また、フジは『鬼滅の刃』をプッシュしていることも追い風になりました」(同)

 そうした狙いが、うまくハマったということか。そして、大型特番だけかと思いきや、フジテレビはレギュラーの“基礎体力”も高まりつつあるようだ。

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