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【日テレ・2020年度版】女子アナ・ベスト9!水卜麻美だけじゃない、意外と人材豊富

文=上杉純也/フリーライター
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「日本テレビ HP」より(以下同)

 2020年現在の東京キー局各局の女子アナの活躍度を野球の打順に見立てて、徹底分析するこの企画。第3回となる今回は、日本テレビ編だ。なお、DH制を採用した打順にしており、10番目にエースとなる投手を入れている。

1番 市來玲奈アナ

 まず、1・2番にはテレビ朝日同様に同期入社コンビを並べてみた。2018年入社組の市來玲奈アナと岩田絵里奈アナである。

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 市來アナといえば、入社1年目の10月から人気番組の『行列のできる法律相談所』の3代目秘書MCとして、もうすっかりお馴染みの存在となっている。だが、その一方で昨秋から今秋までの約1年間、『Oha!4 NEWS LIVE』の水曜日メインキャスターを担当すると同時に、平日版の『news every.』の金曜日サブキャスターもこなしていた。

 この秋で『Oha!4 NEWS LIVE』は卒業したものの、『news every.』のほうは逆に月~水と3日間、サブキャスターを担当するようになったのである。本格的にバラエティと報道の両立に挑む形となったワケだ。まさに長打力と確実性の両方を備えた1番打者という感じだろうか。今後の活躍に期待したい。

2番 岩田絵里奈

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 続く2番に起用した岩田アナは、入社1年目の秋から担当している『世界まる見え! テレビ特捜部』の進行役が好評だ。さらに今年4月からは、これまた人気バラエティ『沸騰ワード10』の進行役も任されている。大先輩の水卜麻美アナの後を継いで、“日テレバラエティの顔”となりつつある感じだ。

 加えて毎年12月にオリコンが発表する“好きな女性アナウンサーランキング”で8位と、初のランクイン入りを成し遂げた点も大きい。モノマネがプロ並みにうまく、笑顔が可愛い彼女だが、ただ可愛いだけでなく、観ていて癒されるし、そうかといって媚びてる雰囲気もないので、同性からの好感度も高いのである。

 原稿読みも非常に聞き取りやすい声をしているし、噛まないところも彼女の魅力のひとつであろう。要は2番といっても“つなぐ”2番ではなく、現代野球の2番タイプか。塁上にランナーがいた場合、一発長打を打って“チャンスを拡大する”役目を担うことが期待できる。

3番 郡司恭子

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 この入社3年目の若手コンビに続くクリーンナップ。3番には郡司恭子アナを置いてみた。現在は『情報ライブ ミヤネ屋』の月・火曜日のニュースコーナーを担当するほか、『夜バゲット』のMCや、つい先日も放送された『ものまねグランプリ』(不定期放送中)のアシスタントMCなどを担当している。

 30歳を迎えた彼女だが、その魅力は笑顔がキレイな“大人のお姉さん”的雰囲気を漂わせていること。『ミヤネ屋』でニュースを読んでいるときの読み方も上手いし、そのときのキリッとしている表情も凛々しいが、一通りニュースを読み終えたあとの番組MC・宮根誠司とのやり取りに、いつもほっこりとさせられる。

 ここ最近、彼女が伝えるニュースの中に宮根が些細な疑問を抱くと、次までに郡司アナがその問題にちゃんとした回答を持ってくるような“宿題形式ニュース”になることが目立っている。その難問を振られた際の困ったような表情や、逆にその次の日にしっかりとした回答で疑問に答えて得意気な顔になったりと、とにかく郡司アナと宮根のやり取りは面白いので、今後も続けてもらいたい。

4番 水卜麻美

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 注目の4番は、この人しかいないだろう。情報番組にバラエティにと今年も八面六臂の大活躍ぶりだった。ご存じ、水卜麻美アナである。朝のワイドショー・情報番組の『スッキリ』の女性総合司会を務めているほか、『幸せ! ボンビーガール』『有吉ゼミ』でも安定した進行アシスタントぶりをみせつけてくれているのはさすがのひとこと。

 さらに今年も羽鳥慎一アナとともに『24時間テレビ』の女性総合司会を務めた。これで7年連続となり、2020年現在で女性の総合司会の担当年数は西尾由佳里アナと並ぶこととなった。これは女性最長タイという大記録でもあるのだ。入社11年目を迎え中堅どころとなったが、まだまだ期首改編や年末時の大型特番にも引っ張りだこなのだから、その活躍ぶりには改めて脱帽するしかない。大砲も大砲。もはや不動の4番である。

5番 鈴江奈々

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 さて、次はクリーンナップ最後の5番である。ここには鈴江奈々アナを起用してみた。入社18年目の40歳を迎えた鈴江アナだが、現在は夕方の局の看板ニュース番組『news every.』平日版で月~水第1部の女性メインキャスターと、同じく月~水第2・3部のサブキャスターを担当している。その安定したニュース原稿読みと的確なコメントは、いまだ健在。大砲の水卜アナも、後ろにベテランの鈴江アナが控えていれば安心できるし、さらに大暴れできるに違いない。

6番 中島芽生

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 6~8番までは全員報道系の女子アナを並べてみた。6番は鈴江アナと交替で平日版の『news every.』に出演中の中島芽生アナである。同番組では木・金第1部の女性メインキャスターと、同じく木・金第2・3部のサブキャスターを務めている。加えて週末の『シューイチ』でも“ニュースまとめて1週間”や1週間のニュースで話題になったことを特集する“特シュー”のコーナーを担当するなど、ほぼ報道キャスターとして活躍しているのだ。その堅実な仕事ぶりは、まさに“つなぐ”6番といった感じだろう。

7番 岩本乃蒼

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8番 畑下由佳

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 7・8番は共に『news zero』でアシスタントキャスターを務めている岩本乃蒼アナと畑下由佳アナを並べてみた。岩本アナは『news zero』の水~金を、畑下アナは前半の月・火を担当中だ。

 この2人は14年入社の同期コンビ。入社7年目ですでに局の夜の看板ニュース番組を担当していることを評価したい。2人ともキリッとしたキャスター顔ということもあるが、日テレ女子アナのなかでは次世代の報道エース候補といってもいいだろう。

9番 滝菜月

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 この2人の後には、『ヒルナンデス!』でアシスタントMCを担当し、今やすっかり局のお昼の顔となった滝菜月アナを起用したい。水卜アナからこの番組を引き継いで3年以上が過ぎたが、登場当初からのおっとりとした雰囲気はまったく変わらず。さらに、どんな話題でも自然体で語る素朴さも魅力のひとつだ。もともと同番組はグルメ、街歩き、ファッション、そして旅などの楽しげなロケが多く、笑顔を見せやすい番組であるため、親近感が沸きやすい。

 いまや「そういえば、昔は水卜アナが『ヒルナンデス!』をやっていたな」と思うくらい、番組に馴染んでいる。さらにこの秋からは、番組内にあるニュースコーナーも担当するようになった。これからますます活躍してくれそうだ。

エース 徳島えりか

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 最後に、忘れてはいけないエースピッチャーとして、徳島えりかアナを指名したい。徳島アナは19年4月から朝の情報番組『ZIP!』で女性総合司会を担当している。同番組は横並びで放送されている朝の情報番組のなか、視聴率争いで好調を保っているが、そんな番組をまさに支える存在というか。コンビを組む男性の総合司会・桝太一アナが不在時には先頭に立って番組進行の指揮を執る姿も頼もしい。入社10年目を迎えた徳島アナ。これからも若手の手本となって頑張ってくれることだろう。

 レギュラーは以上の10人となったが、報道系では入社9年目の杉野真実アナ、入社6年目の笹崎里菜アナ、バラエティ系では入社6年目の尾崎里紗アナが控えに回る結果となった。ここに、まだ入社4年目の後呂有紗アナ、入社2年目の河出奈都美アナ、杉原凛アナ、新人の石川みなみアナ、忽滑谷こころアナも加わる。そしてまだまだ現役の豊田順子アナ、森富美アナ、杉上佐智枝アナも控えており、実は戦力が充実しているのが日テレの現状なのである。

上杉純也/フリーライター

上杉純也/フリーライター

出版社、編集プロダクション勤務を経てフリーのライター兼編集者に。ドラマ、女優、アイドル、映画、バラエティ、野球など主にエンタメ系のジャンルを手掛ける。主な著作に『テレビドラマの仕事人たち』(KKベストセラーズ・共著)、『甲子園あるある(春のセンバツ編)』(オークラ出版)、『甲子園決勝 因縁の名勝負20』(トランスワールドジャパン株式会社)などがある。

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