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「コロナ禍の寝正月」で脳が衰える?原因として医師が指摘する「脳のゴミ」とは

新刊JP
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「コロナ禍の寝正月」で脳が衰える?原因として医師が指摘する「脳のゴミ」とはの画像1
※画像はイメージ(新刊JPより)。

 テレビで芸能人を見ていて


「あーこの人、えっと……誰だっけ、名前が出てこない」


 という経験のある方も多いのではないでしょうか。


 このほかにも、


「何を買おうとしていたか忘れた」
「何をしにここに来たんっだっけ」


 などのもの忘れは、40代以降の方だと珍しくはないはず。


 もちろん、年齢とともにもの忘れは悪化していくのが普通です。では、なぜ年をとるともの忘れがひどくなるのでしょうか。実は“「脳のゴミ」がたまっているせい”だというのが医学界で最有力の説なのです。

 

■脳細胞を破壊する「悪玉たんぱく質」の正体


 「脳のゴミ」とは、アミロイドβと呼ばれる物質で、脳細胞を破壊するいわば「悪玉たんぱく質」です。


 脳のゴミは、誰の脳にもあるものですが、若いうちは排出機能が正常に働き、比較的スムーズに体外に除去されます。しかし、脳神経内科医・内野勝行医師の著書『記憶力アップ×集中力アップ×認知症予防 1日1杯 脳のおそうじスープ』(アスコム刊)によると、年齢とともに機能が衰え、どんどん溜まっていくことで、脳の機能低下が加速するそう。40代からのもの忘れもそうですが、認知症の主要な原因として医学界で注目を集めています。


 この脳のゴミ(アミロイドβ)は、実は生活習慣の乱れで溜まりやすくなります。血液中の血糖値上昇や、過度な飲酒による活性酸素の増加などが、アミロイドβが増える原因となることが知られており、さらに脂質やコレストロールの増加で血液がドロドロになると、脳のゴミの排出機能が低下するとされています。


 年末年始で、普段と違う豪華な料理や、飲酒などが続く状況は、実は脳にとってはあまり良いとはいえない環境。今年は外出自粛の影響もあり、飲食店を利用する機会は減ると思いますが、それでも自宅でごちそうをたらふく食べてこたつでそのまま寝てしまう人は、脳にゴミが溜まりやすいと言えます。

 

■外出自粛が「脳のゴミ」を増やす


 さらに、コロナ禍の年末年始特有の事情もあります。外出自粛の影響で、あまり外に出歩かない状態が続くと、脳への刺激が減り活動が鈍くなります。


 脳はストレスがかかりすぎるのも良くありませんが、一方で、あまりに刺激が少ない状況も良くありません。適度な刺激がある状態こそが、脳を活性化して、脳のゴミの排出を促すと言われています。


 日本認知症学会が発表したアンケートによると、専門家の約半数が、外出自粛の影響でお年寄りの認知機能が落ちていると答えています。何もしないと、ただでさえ進んでいるもの忘れなどの症状が、さらに悪化しかねません。


 では、どうすれば脳の老化を防げるのか。内野医師が提唱するのが「脳のおそうじスープ」です。『記憶力アップ×集中力アップ×認知症予防 1日1杯 脳のおそうじスープ』によると、


・脳の血流をサラサラにするDHA/EPA
・抗酸化作用のあるセサミン
・破壊された脳神経を補修する材料となるリン


 などをはじめとする、脳のおそうじを促進する数多くの栄養素が一杯のスープに凝縮されています。


 スープの食材は身近なスーパーで買えるものばかり。包丁いらずで誰でも作れます。本のレシピに沿って、まとめて作って冷凍保存すれば8日間ほどはもつとのこと。ぜひ、年末年始のおめざめの一杯、もしくは正月明けの生活習慣を整える時期にこそ、「脳のおそうじスープ」を試してみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)


※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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