セガ『サクラ革命』爆死&大炎上の“納得の理由”?開発費30億円超、売上7千万円か

サクラ大戦シリーズは『スチームパンク風な大正時代』を描くという一貫したテーマがありました。作中では架空の大正30年まで事細かな事件や戦争の設定があります。そのため、これまでのシリーズでは第1作目のヒロイン真宮寺さくらなど、過去作の登場人物の“その後”も丁寧に描かれ続けてきました。シリーズに通底する壮大な世界観が第一作の発売から20数年、ファンの心をつかみ続けてきた最大の理由です。

 ところが『革命』の舞台は2011年、作中の年号では『大正100年』です。これまでの作品のはるか未来の世界が描かれることになったのです。当然、これまでのメーンキャラクターはまったく登場しないか、存在がほのめかされていても『空気』のような扱いになっている。歴史的な連続性が全くなく、単にガワだけサクラ大戦シリーズを名乗っているようにしか見えないありさまです。しかも、スチームパンク作品として重要な役割を担ってきた『霊子甲冑』という蒸気で動く戦闘メカも大きく改変されました。

 どうやらヒロインが乗り込む形式のメカだと、キャラの顔が見えなくなってしまうという開発側の理由で、顔だけ出して胴体、手足だけが巨大な機械というスタイルに変わりました。大雑把な表現ですが、ガンダムの顔のパーツだけ、パイロットのキャラクターの顔になっていると考えてもらえればイメージしやすいと思います。こうした意味不明な作風の改変に、古参のファンたちが憤り、初日からインターネット上で炎上したのです」

開発を手掛ける「ディライトワークス」とは?

 20数年続く伝統的なタイトルとはいえ、より息の長いコンテンツにするために新規ファンの獲得を目指し作風を変えることはあり得る。だが、セガサミーホールディングス関係者は次のように語る。

「完全に上層部の読みが外れたのは否めないと思いますよ。そもそもディライトワークスさんに開発・運営をお願いしたのが正しかったのか……。ディライトさんは国内累計2200万ダウンロードのゲームアプリ『Fate/Grand Order』(略称・FGO、配信・アニプレックス)の開発で名を上げました。同タイトルの月間の売り上げは30~80億円というまさに覇権ゲームメーカーです。

 ただ、ゲーム開発者からはあまり良い評判は聞きません。FGOは2014年のリリース時から、『グラフィックがしょぼい』『キャラクターの育成には時間がかかり、かつ課金をしないと困難』『戦略性などが陳腐』などとたびたびゲームシステムの不具合やゲーム内容そのものに対する批判がついてまわっている作品です。またゲームキャラクターを獲得するためのガチャに関して、レアリティーの高いカードを引き当てる確率が極めて低いことでも知られます。

編集部イチオシ企画
Pick Up News

RANKING

IT

ビジネス

総合

SNS