医療・健康(メディカル・ヘルスケア)のニュース
ただ、実をいうと1日に4000kcalほどたくさん食べる人も少なくないので、食べたからといって直接的な健康被害がすぐに出るわけではないと思います。塩分も同様です。ただ、激しく喉は乾くでしょうし、健康バランスも偏るので、確かにこれを1食で食べるのはおすすめしませんね」(浅野氏)
カロリーや塩分量に加え、糖分の量などもネット上では不安視する声もあるが、問題ないのだろうか。
「確かに本品には大量の炭水化物、つまり糖分が含まれているので、食べ過ぎると血糖値が高くなってしまい、その乱高下が続けば血管の炎症が誘発され、糖尿病につながってしまう危険性はあります。ただ、当たり前ですが食品なので“食べたらいけないもの”ではありませんし、健康的な人間であればまず食べても被害は起こらないでしょう」(浅野氏)
そしてペタマックスを“仮に一人で食べる場合”における、健康的に食べる目安やアイディアについて聞いた。
「まず1食で食べ切ろうとするのは避けたほうがいいでしょう。その際、他の食事とのバランスを考えると、ベーシックな『ペヤングソースやきそば』1回分ほどの量を1日3食のうちのいずれかに食べ、7日間ほどかけてみるのはどうでしょうか。ただ、日をまたいでしまうと味的に劣化してしまう可能性もありますが……」(浅野氏)
浅野氏はこのほかにも、1食での栄養バランスを考えるなら、ペヤングの糖質をうまく循環させられるビタミンB1を多く含む豚肉や牛肉などの肉類、さらに急激な血糖値の上昇を抑える食物繊維も一緒に摂取するのがおすすめだと教えてくれた。
ペタマックスを実際に食べてみた
では、いよいよ実食していこう。今回は健康に注意を払いつつ、筆者一人でペタマックスを食べてみる。
本品を目の前にしてみると、改めてその大きさに圧倒されてしまう。長さ15cmの一般的なボールペンと比べてみると、その大きさが伝わるだろうか。
蓋を指定の線の位置まで半分引き剥がし、入っている「かやく」「液体ソース」「ふりかけ&スパイス」の小袋を取り出す。ベーシックなペヤングに同封されている調味料の約2倍と思しき「かやく」と「液体ソース」が、2袋ずつ入っていた。
蓋を開けてみると、容器の中にはフライ麺のブロックが合計4つ入っていることがわかった。混ぜやすくするための工夫ということなのだろうか。いずれにせよ凄まじい分量なことに変わりはない。
調味料を取り出したら、事前に沸かしておいた合計2200mlもの大量のお湯を注ぎ込む。意外にもベーシックなペヤングと同じく、待ち時間は3分である。3分後、巨大な湯切り部分の蓋を引き剥がし本体を持ち上げてみると、容器が若干たわむほどの重さ……衝撃的だ。