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吉野家・すき家・松屋の“買ってはいけない商品”6選!写真と違う?ゴムみたいなステーキ?

文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio
吉野家・すき家・松屋の買ってはいけない商品6選!写真と違う?ゴムみたいなステーキ?の画像1
吉野家の店舗

 おいしい、安い、早いといった魅力で多くの世代から支持を集める牛丼チェーンだが、大手3社が発表した上半期(吉野家は3~8月、松屋とすき家は4~9月)の経営業績を見てみると、やはり新型コロナウイルスの影響が大きいことがわかる。

 まず、純損益は3社ともに赤字。特に松屋は売上高が前年同期比で半分以下になり、コロナ禍の影響をもろに受けてしまったようだ。対して、最も事業規模が大きいすき家(ゼンショーHD)は、3社のうちで赤字額を最小に収めている。さらに、すき家は10~11月が2カ月連続で前年同月比増収を記録し、足元好調に転じているようだ。

 さて、そんな牛丼チェーン店では、基本的においしく、コスパの良いメニューが揃っている。しかし、中には買うことをおすすめできない商品もあり、そんなハズレを引いた経験のある方もいるのではないだろうか。そこで今回は「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」が独自にリサーチした「この冬、買ってはいけない3大牛丼チェーンの商品6選」を紹介していこう。

吉野家/スタミナ超特盛丼/798円(税別)

 まずは吉野家から。2020年7月掲載の当サイト記事「吉野家・すき家・松屋、今夏頼むと後悔する商品6選!アジフライ定食、シーザーレタス牛丼」でも紹介した、吉野家の「スタミナ超特盛丼」。牛肉、豚肉、鶏肉が入っており、にんにく風味の醤油だれで味付けされたスタミナ丼で、特徴は何といっても1665kcalもあるボリュームだろう。

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 SNSなどでは“味がしっくりこなかった”“微妙な味”と味について批判的な声が多い。実食してみると、牛肉、豚肉、鶏肉がすべて入っていること自体は豪華なのだが、それらがごちゃまぜになることによって味にまとまりがなくなってしまっている印象。せめて、牛肉なら牛肉ゾーン、豚肉なら豚肉ゾーンと、区分けしてほしかった。

 また、SNSの口コミの中には“肉が臭い”という意見も。実食した際は、さすがに衛生面上不安になるような臭さはなかったのだが、固くて噛み切れなくなるような肉があったのは事実。肉の質の面でも悪評が立つ本品には要注意だ。

吉野家/カレー/358円(税別)

 牛丼チェーン店では牛丼に次ぐ定番商品とも言えるカレー。しかし、吉野家の「カレー」が不評なワケは、味がありきたりすぎるという点にあるようだ。たとえば、松屋の「創業ビーフカレー」は個性的な味でファンも多いのだが、吉野家の「カレー」にはこれと言った特徴がないのである。安価な点は魅力なのだが、わざわざ外食で注文して食べるほどの味でもないというのが、カレー好きにとっての本音だろう。

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 ただし、吉野家は「肉だく牛カレー」というメニューを展開しており、牛丼にトッピングすることでそのカレーを活かしてもいる。カレーに際立った特徴がないからこそ、他商品と組み合わせようという発想なのかもしれない。そのため、“牛丼にトッピングするなら吉野家のカレーは向いている”といった意見もある。適材適所、といったところだろうか。

すき家/食べラー・メンマ牛丼/520円(税込)

 3品目はすき家から「食べラー・メンマ牛丼」。牛丼の上にメンマと食べるラー油をトッピングした、ピリ辛が売りの商品だ。さらに、お好みで別添の麻辣スパイスをかけることで、より辛さが増すとのこと。

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 だが、「買ってはいけない」理由は、まさにその“辛さ”にあるのだ。辛党の方々からは、“麻辣スパイス全部かけたとしてもたいして辛くない”と厳しい意見が寄せられているのである。実食時にスパイスをすべてかけてみたのだが、いかにも辛そうな見た目に反して、確かにそこまで辛くない。

 シャキシャキしたメンマと食べるラー油は牛丼と相性がいいのだが……それだけに残念だ。もしさらなる辛さを求めるのであれば、本品に特製担々ダレと針生姜入り白髪ねぎを加えた「食べラー・メンマ牛丼担々ねぎMix」を頼んだ方が、満足度は高いかもしれない。

すき家/ホットハニーレモネード/190円(税込)

 2020年11月4日に発売開始し、2021年2月下旬までの期間限定で発売中の「ホットハニーレモネード」。本品は生レモン入りのホットレモンジュースで、レモンペーストやれんげはちみつの存在により酸味と甘味を同時に堪能できる商品だ。

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 SNSなどネットの評判では“芳香剤の匂いがする。こんなの飲めない”“量が少ない。ぼったくり。写真と全然違う”といった厳しい意見が散見される。実際に注文した感想としては、匂いはかなり独特で、一般的にホットレモンと言われて想像する匂いと味ではない。もちろんまずくはないのだが、クセがあるぶん好き嫌いが分かれるのだろう。

 量についても、手に受け取った際のこじんまり感があり、「こんなもんか」と思ってしまった。誇大広告とまでは言わないが、パネル写真と実商品に差があるのは考えものである。

松屋/牛リブロースのカットステーキ定食/890円(税込)

 松屋からは、2020年11月24日から発売開始した「牛リブロースのカットステーキ定食」を紹介しよう。牛リブロースのカットステーキにクリームマカロニを付け合わせた定食で、食べ応え抜群な肉好きにはたまらないメニューのはずだが……。

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 SNSなどに上がっている感想では、“噛みきれず、ゴムみたいな肉”“思ったより小さい上に固い”という酷評が見られた。実食してみたところ、ゴムとまでは思わなかったが、かなり固い肉も中にはあるといった印象。できたてを食べればまだしも、時間を置いてしまえば悲惨な肉質になることは容易に想像できるクオリティである。テイクアウトする際は、特に注意していただきたい。

 救いはこだわり製法でつくったというマカロニだろうか。カットステーキと一緒に口に運ぶことで肉がまろやかな食感になるし、ミルクとバターにこだわったというホワイトソースの味は単体でも食べたいくらいのおいしさであった。

松屋/牛キムチチゲ膳 半熟玉子/650円(税込)

 ラストを飾るのは、同じく松屋より2020年11月10日新発売の「牛キムチチゲ膳」。毎年季節限定で発売される商品なのだが、今年は肉の量が昨年度比1.8倍だという。富士山の麓でつくった自社製のキムチと豆腐も、コクうまを演出している。

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 しかし、肉の量が昨年度比1.8倍ということを知った上でなお、SNSなどの口コミでは“肉の量がまだまだ足らない”という厳しい意見があった。実食すると指摘の通り、そこまで肉が多いという印象はない。逆に、昨年以前はどれだけ肉が少なかったのだろうか……と思うほどだ。

 さらに、魚介ダシが入っている点が本品の特徴のひとつなのだが、そのダシの風味にも少しクセがあり、主張もかなり強い。キムチ鍋ではなくキムチチゲなので魚介ダシが入っていること自体は道理と言えば道理なのだが、これは好みが分かれるのではないだろうか。

――「この冬、買ってはいけない3大牛丼チェーンの商品6選」は以上となる。前提としてお伝えしておきたいのは、基本的に3チェーンともおいしくコスパの良いメニューが大半であり、今回紹介した商品に対する意見はあくまで個人の見解であるということだ。牛丼チェーン店に足を運んだ際の参考程度にしていただけると幸いである。

(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)

※情報は2020年12月10日現在のものです。

A4studio

A4studio

エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。
株式会社A4studio

Twitter:@a4studio_tokyo

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