NEW

淘汰される“指示待ち人間”から脱却する方法…アップルが毎年、新型iPhoneを発売する理由

松下一功/ブランディング専門家、構成=安倍川モチ子/フリーライター
【この記事のキーワード】, , , ,

 こういった流れを見ると、今の日本は売り手側のウォンツが誕生していくべき変革の時だと言えます。しかし、長い年月をかけて刷り込まれてきたマーケティング脳が、その進行を邪魔しているのが実情です。そのため、コロナの感染拡大の影響を一身に受けてしまい、多くの企業が立ち行かなくなっているのでしょう。

マーケティング脳が生む「指示待ち人間」

 マーケティング脳の反対にあるのが、ブランディング脳です。これは、自分の能力ややりがいを重視する思考で、次の一手を考えたり、それに合わせて環境を変えたりすることができます。

 マーケティング脳の大きな特徴に「指示待ち」があります。顧客や上司の命令に従うことは、今までの社会なら特に問題はありませんでしたが、そういった人材はAIに淘汰される運命にあるでしょう。そうならないためには、ブランディング脳にマインドチェンジできるかどうかが重要です。そして、一人ひとりがミッションとビジョンを持ち、それに向かって、自分なりに考えて行動しなければなりません。

 マーケティング脳からブランディング脳に切り替える必要性はわかったけど、2つの違いがよくわからないという方のために、大根農家で例えてみましょう。

「ダイエットにも健康にもいい」と、年々需要が高まっている大根を多くつくろうと考える農家(マーケティング脳)と、おいしさを追求した大根をつくって広めたいと考える農家(ブランディング脳)がいるとします。

 前者は「需要が高まっている」というニーズに目を向けているため、「どうやったら大根をたくさんつくれるか」ということをより意識します。もちろん、それも間違いではありません。この場合は、一般的によいとされる栽培方法で、無難な味の大根をたくさんつくることが考えられます。

 しかし、大根ブームが終わってしまったら、どうなるでしょうか? たくさんつくった大根は供給過多になった挙げ句に、廃棄しなければならない可能性も出てきます。廃棄するにもお金がかかるため、その分のコスト負担が重くなり、収入も先細りになることが考えられます。

 一方、後者は「おいしさを追求した大根をつくりたい」ということを第一に掲げているため、「世界中でここにしかない、おいしい大根をつくるにはどうしたらいいか?」と日々研究して、試行錯誤しながら大根作りに励むことが予想されます。

淘汰される“指示待ち人間”から脱却する方法…アップルが毎年、新型iPhoneを発売する理由のページです。ビジネスジャーナルは、スキル・キャリア、, , , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!

RANKING

17:30更新