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『とくダネ!』終了、小倉智昭を激怒させた9年前の事件…視聴者離れを招いた菊川怜の抜擢

文=編集部

菊川怜のサプライズ起用が裏目に?

 08年には7年連続で月間横並び視聴率トップを記録するなど、死角がなかった『とくダネ!』に陰りが見え始めたのは12年7月。それまでアシスタントだった中野美奈子アナの退社に伴い、当時人気だった女優の菊川怜を抜擢したのだ。これは、関係者も知らないサプライズ人事だったという。

 しかし、これが裏目に出る。菊川は簡単な原稿読みもままならない上、小倉との掛け合いもチグハグ感が否めず、視聴者に不満が募っていった。さらに、この12年夏に決定的なターニングポイントがあった。番組開始以来ずっと続いてきた、小倉のオープニングトークがなくなったのだ。

「こうしたアシスタント交代や恒例コーナー撤廃の裏には、この時期、情報制作局長や情報制作センター室長、番組のチーフプロデューサーらが軒並み交代した事情も関係していると言われていますが、定かではありません。また、当時、オープニングトークがなくなったことに小倉は激怒したそうです。いずれにしても、菊川の起用以降に視聴率が減少。初めて、裏の『スッキリ』に負けました。また、12年秋には羽鳥慎一と赤江珠緒による『モーニングバード』(テレビ朝日系)にも、初めて週平均視聴率で敗れたのです」(同)

羽鳥慎一のパネル解説が“決定打”に

 それでも『とくダネ!』は『スッキリ』『モーニングバード』と熾烈な争いを繰り広げていたが、15年秋、テレビ朝日に変化が生じる。『モーニングバード』が終わり、『羽鳥慎一モーニングショー』がスタートしたのだ。

「これは、羽鳥と赤江のダブル司会をやめ、情報の発信源を羽鳥ひとりにすることで見やすさを狙うものでした。さらに、16年秋には羽鳥自身が話題のニュースを解説する『パネルコーナー』が新設されました。スタジオいっぱいに広がる巨大パネルをもとに、羽鳥がプレゼンするというものです。この巨大パネルを駆使する手法は、みのもんたの『朝ズバッ!』(TBS系)がルーツです。いずれにしても、司会者自身がパネルで解説するという手法が好調の要因となりました」(同)

 さらに、『モーニングショー』は『とくダネ!』が目指した“脱ワイドショー”をより推し進め、特に「政治」を前面に出していく。対して、数字に陰りが見え始めた『とくダネ!』はVTRの尺が長めになるなど、逆に迷走することになる。

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