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片田珠美「精神科女医のたわごと」

小室圭さん、再びイジメ加害報道…眞子さまと結婚で「モラハラ夫」化が危惧される理由

文=片田珠美/精神科医
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 また、自己愛に比例して、認められたいという承認欲求も注目を浴びたいという自己顕示欲も強くなるが、それが満たされないと、ストレスになる。こうした怒りやストレスを発散する方法が、当時の小室さんにはわからなかったのではないか。イジメ行為は、そのはけ口だったというのが私の見解である。

小室圭さん母子を理解する鍵は自己愛

 この「理想の自分」と「現実の自分」とのギャップが大きいという印象は、大人になった小室さんからも母親の佳代さんからも受ける。だからこそ、「背伸びしている」とか「分不相応」とかいう批判が世間から殺到するのだろう。

 もちろん、「理想の自分」を追い続けることが必ずしも悪いわけではない。他人からどれだけ批判されようと、「理想の自分」を追い求めて成功した人はいくらでもいる。天才的な作家や芸術家はだいたいそうだ。

 だが、並外れた才能があるわけでもなく、血のにじむような努力をしているわけでもないのに、いつまでも「理想の自分」を追い続けていると、“夢追い人”のままで終わってしまうかもしれない。

 そうなっては困るので、大多数の人々は、ある年齢になると「理想の自分」を追い求めることをあきらめ、「現実の自分」を受け入れる。つまり「分相応」の生き方をするようになる。これは誰にとってもつらいことだが、そうしないと食べていけないので、どこかで断念するしかない。

 ところが、なかには、いい年齢をして“夢追い人”のままのような人がいる。しかも、“夢追い人”であり続けることが経済的にも許される境遇の人がいる。こういう人を見ると、世の大多数の人は腹が立ってしかたがない。小室さんが反感を買う一因は、このあたりにあるのではないかと私は思う。

 もっとも、小室さんはこれからも「理想の自分」を追い続ける可能性が高い。なぜかといえば、母親から溺愛され、その自己愛を投影されて育ったため、小室さん自身も人一倍自己愛が強いように見えるからだ。

 この強い自己愛こそ、小室さん母子を理解する鍵になると思う。私は昨年末、小室さんが他人への攻撃を繰りしても、罪悪感を覚えず、反省も後悔もしない「ゲミュートローゼ(情性欠如者)」である可能性を指摘した。この「ゲミュートローゼ」が強い自己愛の持ち主であることは少なくない。自己愛が強く、自分が一番という思考回路なので、いくら他人を傷つけても罪悪感を覚えないのだ。

 また、小室さん母子に「借りたお金であっても返さなくていい」という認識があるように見えるのは、<例外者>だからではないかと述べた

<例外者>とは、「自分はもう十分に苦しんできたし、不自由な思いをしてきた」と感じており、「これはひどく不公正なことだ。自分は不利益をこうむったのだから、例外的な特権を求めてもいいはず」と思い込んでいる人間である。誰だって、それなりに苦労してきたはずなのに、そのことに思いが及ばず、自分だけが「例外的な特権」を求めるのは、やはり人一倍自己愛が強いからだろう。

 自己愛が強そうな小室さんと結婚して、眞子さまは大丈夫なのだろうか? もしかしたら小室さんは結婚後モラハラ夫になるのではないかと危惧せずにはいられない。

(文=片田珠美/精神科医)

参考文献

ジークムント・フロイト「精神分析の作業で確認された二、三の性格類型」(中山元訳『ドストエフスキーと父親殺し/不気味なもの 』光文社古典新訳文庫)

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