NEW
江川紹子の「事件ウオッチ」第169回

議論呼ぶ、SNSによるトランプ氏追放と「表現の自由」その両立のために…江川紹子の提言

文=江川紹子/ジャーナリスト

 Twitterは、日本ではLINEに次いで利用者数の多いSNSだ。ヘイト表現や誹謗中傷の投稿を禁じるルールはあるものの、そのルールが実際にどのように運用されているのかはわからない。国のルールも曖昧だ。その結果、在日韓国・朝鮮人に「国に帰れ」と求めたり、気に入らない相手に「死ねば」といった言葉を浴びせる発信は後を絶たない。ヘイト表現を繰り返しているアカウントが放置され、それに抗議していたアカウントが凍結された、という抗議の声もある。

 民間企業の経営判断なのだからすべて企業任せ、ルールの運用も恣意的にやっても構わない、とは思えない。SNSの情報インフラとしての公共性を考えれば、ルールの運用、その基準や手順について、もっと透明性を高めるべきだ。

(文=江川紹子/ジャーナリスト)

●江川紹子(えがわ・しょうこ)
東京都出身。神奈川新聞社会部記者を経て、フリーランスに。著書に『魂の虜囚 オウム事件はなぜ起きたか』『人を助ける仕事』『勇気ってなんだろう』ほか。『「歴史認識」とは何か – 対立の構図を超えて』(著者・大沼保昭)では聞き手を務めている。クラシック音楽への造詣も深い。
江川紹子ジャーナル www.egawashoko.com、twitter:amneris84、Facebook:shokoeg

情報提供はこちら