
常時83万点以上もの商品を扱っている、日本最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」。タウンユース用のアイテム以外に、室内で着ることに特化したアイテムも多く取り揃えており、現在は約5800点ものルームウェアが出品されている。
これだけの種類があると、どの商品を買えばいいのか迷ってしまうが、ポイントは自らの年齢や体型にマッチしたアイテムを選ぶことだ。しかし、それがなかなかうまくいかないのがファッションの難しいところなのだが……。
そこで、今回はZOZOTOWNで買える冬のルームウェアの中でも、買ったら損をする可能性の高い、着こなしが難しい商品を見ていこう(各種情報は調査時点、価格は税込み)。
GELATO PIQUE HOMME ジェラート’3ボーダーパーカ/7700円
“おしゃれなルームウェアの代名詞”とも言えるブランド「GELATO PIQUE(ジェラートピケ)」による、この商品。さわやかな色味のグレーとネイビーの2タイプが展開されており、どちらもユニセックスで使用することができる。「ジェラピケ」ならではの肌触りがなめらかな素材が使われており、暖かさは抜群だ。
いかにも女子ウケしそうなキュートなデザインと独特の素材感が魅力だが、いくらユニセックスとはいえ、似合うのは女性、もしくは20代の細身男性のみと考えた方がいい。最も大きいLサイズでも、シルエットはかなりタイト。お腹が出始めたミドル層が着用すると、体型の悪さを強調してしまうことになる。
確かな暖かさを誇るジェラート生地は毛足が長く、手間をかけてこまめに洗濯をしないとモコモコの生地感が失われてしまうので要注意。服のメンテナンスをこまめに行うことができ、ストイックに体型維持に励んでいる「意識の高い人」以外には、あまり響かない商品だと言えるだろう。
裏毛裏起毛×ネコのバス メンズパジャマ/1万7600円
星柄が散りばめられ、トップス中央には“ネコのバス”をモチーフにしたイラストが配された独創的なデザインが目を引く、この商品。デザインには「みんなで幸せな夢を見てほしい」というメッセージが込められており、子どもがいる家庭で着用すれば家の中が明るくなるかもしれない。
とはいえ、独り暮らしの男性が利用するにはデザインが子どもっぽすぎる感が否めない。ルームウェアとはいえ、宅配便の受け取りや出前の応対など、人目につく機会は意外に多く、そのようなシーンを想定した場合、本商品は使い勝手が悪いと言えそうだ。
綿100%のミニ裏毛裏起毛素材を使用しており、着心地は抜群な本商品。自分で使うのは気が引けるものの、小さい子どもを持つ同僚や友達にプレゼントすれば喜ばれる一品かもしれない。
ボッコ パジャマ/3万800円
高級ジャケットにも使われるパイル素材を贅沢に使った、この商品。独特の弾力性があり、パジャマとして使えば極上の寝心地をもたらすだけでなく、保温性があるのはもちろん、吸水性にも優れているので、春夏シーズンでも十分に活躍してくれるだろう。