
サンドウィッチマンが今、テレビ界で揺るぎない地位を築いている。
「現在のレギュラー本数はテレビ、ラジオを含めて15本。しかも、月曜から土曜まで6曜日を制覇しています。さらに、15本のうちテレビのゴールデンタイムの番組は7本。そして、バナナマンとともに司会を務める『バナナサンド』(TBS系)が、4月の改編で水曜深夜から火曜夜8時に昇格するようです。まだ正式発表はされていませんが、後にアナウンスされるでしょう。そうなれば、裏番組は『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)となります。また、特番で好評を博した『お笑い二刀流 MUSASHI』(テレビ朝日系)もレギュラー化されるそうです」(芸能ライター)
周知のように、サンドウィッチマンは『M-1グランプリ2007』(テレビ朝日系)で敗者復活から勝ち上がり優勝を果たした、まさに“M-1ドリーム”を体現したコンビ。そこからスターダムに上り詰めたわけだが、数多くの芸人がいる中、なぜここまで引く手あまたになっているのだろうか?
さまぁ~ず、博多華丸・大吉との違い
サンドウィッチマンは高校の同級生である伊達みきおと富澤たけしのコンビとして知られるが、三村マサカズと大竹一樹のさまぁ~ずも同様だ。この2組には、他にもさまざまな共通点がある。もともと、サンドウィッチマンはさまぁ~ずと同じホリプロの所属であった。また、2組ともトリオで活動していた時期があり、ピンで活動しない点も似ている。
「ただし、さまぁ~ずの三村はツイッターを開設後、それまでの温厚なキャラとは相反して、何かにつけて意外と噛みつく性格であることが判明。さらに、共演者へのセクハラまがいの行為で女性視聴者の反感を買ったこともあります」(同)
その点、サンドウィッチマンが時事問題で炎上することはほぼない。昨年の緊急事態宣言発令時、伊達が当時の安倍晋三首相に対する世間の声について、「支援策や制度に対して言いたい事はあるかも知れないけど、あんまり文句ばっかり並べても今は特に仕方ない。有事なんだから」とブログで書いたことが物議を醸した程度だ。これ以来、伊達は政治的な話題にはあまり踏み込まなくなった。今回の二度目の緊急事態宣言についても触れていない。
サンドウィッチマンと同じように、おもしろさ、郷土愛、さらにほのぼのとしたキャラクターで人気なのが、博多華丸・大吉だ。しかし、司会を務める『あさイチ』(NHK)では時々、特に華丸の女性蔑視や男尊女卑ととられかねない発言が思わぬ波紋を呼ぶこともある。
「一方、サンドウィッチマンは嫌われず、反感を持たれにくいコンビのため、スポンサー受けも良い。少し強めのツッコミを放っても自然と受け入れられるのは、見た目や人柄といった部分が大きいのでしょう」(同)
「数字は持ってない」のに超人気者に
では、現場での評判はどうなのだろうか?