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シリーズ〈映画・ドラマにおける“不幸の連鎖”を考える〉第3回

不祥事だらけのヒット作『ROOKIES』…高岡蒼甫、小出恵介、市原隼人らの悲しき行状

文=峯岸あゆみ
不祥事だらけのヒット作『ROOKIES』…高岡蒼甫、小出恵介、市原隼人らの悲しき行状の画像2
ドラマ『ROOKIES』は多くの視聴者の支持を集め、2009年にはドラマの続編に当たる映画『ROOKIES -卒業-』が公開された。画像は、2009年にTCエンタテインメントから発売された『ROOKIES -卒業- 』通常版DVDのジャケット。

高岡蒼甫はTwitterでフジテレビ批判、宮崎あおいと離婚、さらに暴行事件、そしてコロナ禍に引退

 捕手・若菜智哉役だった高岡蒼甫は、2011年7月にTwitter上で、当時のフジテレビによる韓国系コンテンツのプッシュに批判的なツイートをした後、所属事務所であるスターダストプロモーションを離れている。また、私生活では同年12月に妻である女優・宮﨑あおいと離婚を発表。その後も芸能活動を続けたが、高岡蒼佑→高岡奏輔と改名を繰り返すなど不安定な時期が続いた。

 2016年1月、そんな高岡にとって決定的にネガティブな事件が起きている……いや、自ら起こしている。都内の路上で口論になった男性に対し殴る蹴るの暴行を働き、軽傷を負わせたとして傷害の疑いで逮捕されたのだ。この件は不起訴処分となり、高岡は俳優活動を続けたが、かつてのようなメジャーな作品への出演は減少。そして、2020年に自身のSNSで「気力の限界」と引退を発表した。

 なお、事件やスキャンダルとは無関係だが、『ROOKIES』で湯舟哲郎役を演じ、2006年に『ウルトラマンメビウス』(TBS系)でも主役を務めた五十嵐隼士もすでに芸能界を離れている。

違法賭博で契約解除、さらに暴行事件の遠藤要、“ブラック人脈”で契約解除の山本裕典

 2017年にいわゆる“闇カジノ”で違法賭博を行なっていたことが報じられ、所属事務所のエイベックス・ヴァンガードより謹慎処分扱いになったのは遠藤要だ。遠藤は『ROOKIES』で、敵役である不良グループのリーダー役で出演していた。

 のちに活動再開が認められる遠藤だが、2018年3月には契約を解除されている。そして、その直後の同年4月にまた騒動を起こす。今度は、飲食店の従業員に因縁をつけた上で、殴って怪我をさせたのだ。以後、その俳優活動は休止状態といってよく、2020年にドラマ、映画とも新作への出演がひとつもなかった。

 また、劇場版『ROOKIES』に登場した新キャラ・赤星奨志(原作にはもともと登場)を演じた山本裕典も、所属事務所エヴァーグリーン・エンタテイメントから契約を解除された過去がある。刑事事件を起こしたわけではないが、当時は女性とのスキャンダルが多いこと、副業として飲食店を経営しておりブラックな人脈との付き合いがあることなど、私生活が問題視されたという報道があった。

 その後、他事務所で復帰した山本だが、さらに負の連鎖が続いた。まず、2020年8月から放送のドラマ『彼が僕に恋した理由』(TOKYO MX)への寺西優真とのダブル主演が発表されるが、山本が緊急事態宣言下にあってパチンコ店で遊んでいたことが発覚。これにより、主演待遇を辞退することになる。また、同年7月には出演していた舞台公演の劇場で新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生し、山本も感染し入院する不運もあった。

 このように、『ROOKIES』出演者のなかには、すでに俳優を辞めた人物、現役ながらスポンサーが嫌う要素を多分に持った俳優が複数いる。あのニコガク野球部メンバーが、再び公の場で一堂に会することは二度とないだろう。

(文=峯岸あゆみ)

●峯岸あゆみ(みねぎし・あゆみ)
CSと配信とYouTubeで過去のテレビドラマや映画やアイドルを観まくるライター。ベストドラマは『白線流し』(フジテレビ系)、ベスト映画は『ロックよ、静かに流れよ』(1988年、監督:長崎俊一)、ベストアイドルは2001年の松浦亜弥。

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