どんな方々が利用してる? 審査は厳しい?

謎だらけの会員制「相席寿司」、SNSでバズって会員急増…厳正審査で女性採用率わずか3割の画像6

 ここから「蓮華」の実態に迫っていくが、同店を利用するお客は、どういった方が多いのだろうか。

「男性であれば、30代から40代が一番多く、会社経営者や医者、弁護士などがいらっしゃいます。サラリーマンであれば商社や不動産業界の方が多いですね。男性は入会審査があるのですが、それは主に反社やクレジットカードが使えない方を避ける目的で実施しています」

 やはり男性会員は、一般的に富裕層と言われるような職業の方が多いようだ。

「女性は、主に大学生やOL、あとはモデルをやっている芸能関係の方も多いです。会員は男女問わず身分を明らかにしてから入会してもらっているので、芸能関係の仕事をしている女性でも安心して利用していただけます。

 いわゆる”パパ活“を専門にしているような方も会員希望としていらっしゃるんですが、募集要項にも記載があるように、審査はかなり厳しくしています。ただ単に容姿端麗なだけではなくて、”男性に不快な思いをさせない”ような常識のある女性のみ入会を許していて、結果的には女性の入会率は大体3割程度に絞らせてもらっています。また、会員になった女性でも、素行が悪いとお店を出禁にせざるを得ない場合もあります。

 ホームページには『容姿端麗』であることが条件と謳ってはいるものの、お顔に関しては必ずしもアイドルやモデルクラスの女性だけを採用しているというわけではありません。どちらかと言えば、前述したようなコミュニケーション力や常識の部分を重視しています」

 男女ともに楽しめる空間をつくるために、そういった人選にも細心の注意を払っているようだ。

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 さて、相席で交流を図るだけではなく、男性は女性とのデートの際にも「蓮華」を利用できるという。

「男性会員とデートでいらしたお連れ様は、女性会員でなくても無料で『毎日厳選鮨コース』を召し上がっていただけます。ただし、その場合は女性会員と違ってドリンク代は負担していただきますので、その点だけあらかじめご了承ください」

 デートの際に女性の寿司代が無料というのは、使い勝手が良いサービスである。現状はまだデート時の利用者は少ないようだが、増加の傾向にはあるという。

 最後に、今後の展望について聞いた。

「今後はお寿司だけではなく、焼肉や焼き鳥、イタリアンなど多様なジャンルの交流型飲食店を、さまざまな場所に出店していけたらと考えております。『蓮華』の会員になることで、各地でさまざまな食を味わうことができ、なおかつ人とつながって大勢で楽しむことができるような、そういったコミュニティ形成の場をつくっていきたいです。

 今はコロナ禍で、なかなか大勢の人が集まって食事をしにくい状況ですが、安心して暮らすことができる世の中に戻れば、こういった楽しい空間をもっと積極的に浸透させていきたいと思っております」

「蓮華」の魅力は、定額のサブスク方式で気兼ねなくお寿司が食べられるというだけでなく、それに加えて出会いの場と交流機会を増やせるという付加価値がついてくることにあるのだろう。
(文=二階堂銀河/A4studio)

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