『100日後に死ぬワニ』映画化、豪華声優陣でも大爆死必至…いきものがかりにも冷たい視線の画像1
「100日間生きたワニ」公式Twitterアカウントより

 一時期、Twitter上でブームになった『100日後に死ぬワニ』が映画化され、100日後の5月28日に公開されると発表された。

『100日後に死ぬワニ』は、漫画家きくちゆうき氏が2019年12月12日から自身のTwitterアカウントで1日にひとつ公開してきた4コマ漫画。主人公のワニが何気ない日常を送る様子を描いているだけだが、その枠外に「死まであと○日」と記されていることで、読者にワニの死を意識させる構成となっていた。

 芸能人などにもファンであることを公言する人が続出し、急速にブームが拡大。さまざまなメディアでも特集が組まれ、最終回に向けて日に日に注目度は高まった。連載開始から100日目の3月20日には、ニコニコ生放送で『「100日後に死ぬワニ」の最後をみんなで見守る放送』という配信が行われるなど、注目度は極めて高まった。

 そして3月20日、それまでとは違う少し長めの最終回が公開されると、『100日後に死ぬワニ』はTwitter上のトレンドで世界1位となるなど、大きな話題となった。だが、最終回が公開されるや否や、いきものがかりと同作のコラボムービーがYouTube上に公開され、その企画に電通のCMプランナーや電通関連会社の社員がかかわっていたことが指摘され、「ステマだったのではないか」と批判の声が高まった。

 さらに、さまざまな関連グッズが発売されたほか、コラボカフェや映画化も発表されるなど、最終回の余韻に浸る間もなく急速に商業展開が進んだことから、ファンからは「電通案件」などと批判の声が噴出した。

「感動作と思われた作品の裏に巨大な利権が絡んでいることが浮かび上がったことで、ファン離れが進み、ブームは急失速しました。新型コロナの影響もあったかもしれませんが、コラボカフェは閑古鳥が鳴き、100ワニグッズは叩き売りされるほど売れ残りました。そのため、映画化も頓挫するのではないかとみられていたのですが、神木隆之介、中村倫也、木村昴、新木優子といった豪華なボイスキャストを揃え、タイトルも変えてプロジェクトは進行していたのです」(芸能記者)

 2月17日朝、さまざまなメディアが一斉に『100日後に死ぬワニ』の映画化を報じた。『100日間生きたワニ』と改題され、豪華声優陣であること、主題歌はいきものがかりが歌うこと、監督・脚本は映画『カメラを止めるな』(アスミック・エース)で脚光を浴びた上田慎一郎氏と妻のふくだみゆき氏であることなどが宣伝された。この様子を、芸能記者は電通による壮大なキャンペーンである可能性を指摘する。

「電通は15日に2020年12月期連結決算を発表しましたが、純損益は過去最大となる1595億円の赤字でした。新型コロナの影響で、海外でも国内でも広告事業が振るわなかったことも大きな要因です。東京オリンピックの延期なども影響しているとみられますが、『100日後に死ぬワニ』の大コケでもわかるように、国民の間に“電通アレルギー”があることは明らかです。コロナ禍にあっても、持続化給付金といった政府の事業などで巨額の“中抜き”をしていることが判明するたびに、中抜き業者を規制する声が高まるなど、電通への非難は高まっています。

 そんななか、電通は『100ワニ』をビジネスチャンスととらえて、さまざまな事業展開をもくろんでいるようですが、この映画は爆死する可能性が高いでしょう」

 いきものがかりのリーダー水野良樹や原作者のきくち氏は、批判の声が高まった際、電通案件であることを否定したが、電通は後に、いきものがかりのコラボムービーだけは関与していたと発表したが、関与を隠そうとしていたとして、さらに炎上する結果となった。今回、映画化にあたって、いきものがかりが主題歌を担うと発表されたことで、「またやるのか」と嫌悪の声が再燃している。

 好意的に受け止める声が少ない「100ワニ」の映画化だが、公開までに世間が持っている悪いイメージを払拭することはできるのだろうか。

(文=編集部)

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