ビジネスジャーナル > エンタメニュース > ベビメタ、プロデューサーの変態愛
NEW

紅白歌合戦はメタルである?BABYMETALプロデューサーKOBAMETALがヤバい

文=田口るい
【確認中】紅白歌合戦はメタルである?BABYMETALプロデューサーKOBAMETALがヤバいの画像1
「ダ・ヴィンチニュース」で連載中のコラム『KOBAMETAL メタルハートで常識を覆せ!メタルか?メタルじゃないか?』が話題に。音楽プロデューサー・KOBAMETALのメタル愛がこれでもかと炸裂!(画像は「ダ・ヴィンチニュース」公式サイトより」)

「アイドルとメタルの融合」を旗印に活動する2人組ガールズメタルユニット・BABYMETALを手掛ける音楽プロデューサー・KOBAMETAL。素顔は大手芸能プロ・アミューズの社員としても知られる彼のコラムが、界隈で話題となっている。「ダ・ヴィンチニュース」で連載中のコラム『KOBAMETAL メタルハートで常識を覆せ!メタルか?メタルじゃないか?』において、彼のメタル愛がこれでもかと炸裂しているのだ。

 一般的に音楽プロデューサーといえば、楽曲制作はもちろん、アーティストの方向性やマーケティング手法まで担う立場でもあり、音楽的なセンスのみならず、“売れるため”の商業的な判断力・分析力も必要とされる。純粋な音楽好きというよりは、ビジネスとしての音楽に長けている印象だ。

 しかし、『KOBAMETAL メタルハートで常識を覆せ!メタルか?メタルじゃないか?』 でメタルについて語るKOBAMETALは、いちメタルヘッズでしかない。プロデューサーという立場を抜きにして、メタルを心底愛していることが伝わってくるのだ。

 例えば、2020年12月24日に配信された第1回目のコラムでは、『紅白歌合戦』はメタルなのかどうかについてきわめてまじめに論考。結論からいえばKOBAMETAL的に『紅白』はメタル……だそうで、その理由として『紅白』が70回以上続いている歴史は、メタルの重要なファクター“継承”に通じるものがあり、『紅白』で演歌歌手が豪華な衣装で登場したり、審査員と会場の観客で勝敗を決めたりという“お約束”な流れは、メタルでいうところの“様式美”にあたると説明。最後には『メタル紅白歌合戦』が開催された場合の出場者を予想して締めくくっている。

【確認中】紅白歌合戦はメタルである?BABYMETALプロデューサーKOBAMETALがヤバいの画像2
KOBAMETALが手掛ける2人組ガールズメタルユニット・BABYMETAL。画像は、2021年1月にトイズファクトリーから発売された、BABYMETALのベストアルバム『10 BABYMETAL YEARS』のジャケット。

“メタルの殿堂”として知られる東京・目黒のライブハウス「鹿鳴館」は「実家みたいな感じ」

 1月23日に配信された第3回目のコラムでは、「実家が恋しくなったらメタルを聴け!」とご主張。 実家で食べるおふくろの味は、いつ食べても変わらないおいしさで安心感をもたらすが、 これについてKOBAMETALいわく、メタルもそれと同じく“不変”かつ“普遍”。「AC/DC」などのメタルバンドのロゴは、いまやTシャツなどさまざまなファッションに取り入れられており、メタルファンでなくともロゴTシャツを着ていたりする。それはさまざまなメタルバンドが自らのベーシックとなる部分を信じ、貫き通してきたからこその結果だと分析している。

 ちなみに、KOBAMETALは、「ORICON NEWS」の公式YouTubeチャンネルで2020年7月5日に公開された「BABYMETALプロデューサーKOBAMETALが聖地”鹿鳴館”に恩返しをしたい!」と題した動画で、“メタルの殿堂”と呼ばれる東京・目黒のライブハウス「鹿鳴館」について「実家みたいな感じ」「親孝行で何か恩返しができないかなと思っています」と語っている。一般的にメタルは激しく毒々しいイメージがあるが、KOBAMETALにとってメタルは、実家のように安らぎを感じられる存在なのかもしれない。

 世の中のありとあらゆるものをメタルを通して解釈してみせるKOBAMETAL。小難しい音楽理論などは決して展開せず、メタルフリークとしてアツく語る彼には思わずほっこりしてしまう。メタルに詳しくないユーザーでも、メタルという音楽に、そしてKOBAMETALに親近感を覚えるようになるだろう。

田口るい

田口るい

音楽誌の編集部勤務を経て、フリーランスとしてエンタメ系やカルチャー系の記事を執筆。

紅白歌合戦はメタルである?BABYMETALプロデューサーKOBAMETALがヤバいのページです。ビジネスジャーナルは、エンタメ、, , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!