NEW

檀れい、黒木瞳、宝塚元娘役女優を考える…三浦春馬遺作で共演、『おちょやん』でも話題に

文=wojo(宝塚大好き女性医師)

【第2位:黒木瞳】大地真央を相手にトップ娘役まで極めたものの、“宝塚くささ”の薄さが最大の魅力

1960年、福岡県黒木町(当時)生まれの60歳、身長163cm、ポエムカンパニーリミテッド所属。

 1981年、67期として入団。月組に配属され、史上最速である研究科2年でトップ娘役に就任(1982~1985年)。相手役は大地真央であった。ブロードウェイ・ミュージカル『ガイズ&ドールズ』等の舞台に出演し、1985年に退団。退団後は映画、テレビドラマ、歌番組司会、バラエティ番組、CM……と、映像媒体で目にしない日はないといっても過言でないほどの活躍を見せている。

 一方で、舞台にも出演を重ねている。筆者が『私のダーリン』(2013年)という黒木主演の舞台を観劇した際には、タップダンスの第一人者である玉野和紀と共に実に軽やかにタップダンスを踊っており、「あれだけテレビに出ている人が、タップダンスなんていつ練習しているんだ!」と驚かされた記憶がある。黒木の強みは、このタップダンスに象徴されるように、たゆまぬ努力を惜しまない点にあるのだろう。黒木は3位のはいだとは反対に、トップ娘役まで極めたものの、宝塚くささが薄い。宝塚出身であることを知らずにファンになる方もいるようだ。また年をとっても変わらない清純な雰囲気も黒木の強みである。

檀れい、黒木瞳、宝塚元娘役女優を考える…三浦春馬遺作で共演、『おちょやん』でも話題にの画像4
1997年に公開され話題となった映画『失楽園』では、美しい人妻・凛子を演じた黒木瞳(画像はDVD版『失楽園』(KADOKAWA)より)

【第1位:八千草薫】寺山修司『田園に死す』における気高き美しさ、「日本のお母さん」としても活躍

1931年、大阪府生まれ、88歳で没。公称身長は154cm、所属事務所は柊企画であった。

 1947年、34期として入団。入団当初は三枚目的な役柄で人気を得ていったが、1952年に白薔薇のプリンス・春日野八千代主演の『源氏物語』にて若紫を演じて話題になり、正統派娘役としての地位を確立した。在団中に東宝映画にも出演したが、1957年に退団。退団後は2019年に亡くなるまで、半世紀以上途切れることなくテレビドラマや映画に出演し続け、映画に関する受賞歴も多い。

 若い頃には「お嫁さんにしたい有名人」で首位に輝き、年を重ねてからは「日本のお母さん」として愛されるなど、年をとることにあらがわず、その時々での自然体の魅力を振りまき続けた。寺山修司の代表作である映画『田園に死す』(1974年)では、作品中に漂うアングラな雰囲気のなか、ひとり清逸な美しさを保っていた八千草が印象的であった。メジャーな映画・舞台・ドラマ等にまんべんなくかつ長期的に出演し続けていたことから、堂々の1位とした。

檀れい、黒木瞳、宝塚元娘役女優を考える…三浦春馬遺作で共演、『おちょやん』でも話題にの画像5
自分らしい、自然体な生き方について綴った八千草薫の書き下ろしフォトエッセイ『まあまあふうふう。』(主婦と生活社)

RANKING

5:30更新
  • エンタメ
  • ビジネス
  • 総合