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橋本聖子、浅田真央へも安倍首相“ハグ強要”報道…有名だったセクハラ・パワハラ体質

文=編集部
橋本聖子、浅田真央へも安倍首相“ハグ強要”報道…有名だったセクハラ・パワハラ体質の画像1
「橋本聖子オフィシャルサイト」より

「女性蔑視発言」をめぐる批判を受けて退任した森喜朗氏の後任として、今月、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長に就任した橋本聖子氏。

 スピードスケート選手、自転車競技選手として日本の女子アスリートでは史上最多となる五輪出場7回という記録を持つ「五輪の申し子」橋本氏は、1995年の参院選で初当選を果たし政界入り。すでに当選5回を誇り、五輪担当相、内閣府特命担当相(男女共同参画)、女性活躍担当相など3度の大臣経験もあるベテラン議員ともいえる存在だ。

 その一方、7年前には「週刊文春」(文藝春秋)で人気男子フィギュアスケーターの高橋大輔選手へのキス強要問題が報じられたほか、昨年12月には新型コロナウイルス感染症拡大を受け政府が国民に外出自粛を呼びかけるなか、高級寿司店を貸し切って計6人で深夜まで会食を行っていたことが判明するなど、たびたび失態を演じていた。

 そんな橋本氏に、新たなスキャンダルが浮上した。25日発売の「文春」によれば、橋本氏は14年のソチ五輪後の懇談会において、嫌がる女子フィギュアスケーターの浅田真央選手に安倍晋三首相(当時)とのハグを強要したほか、知人が経営する牧場の宴会で男性従業員にキスを強要したという。自民党関係者は語る。

「橋本さんに全然悪気はないんですが、気分が高揚したり、特にお酒が入ったりすると、誰とでもキスやハグなどのスキンシップをしたがるというのは、党内では有名です。橋本さんを知っている人たちの間では、彼女なりの愛情表現だと理解しているので、“いつものアレか”という感じで特に問題視されたりはしていませんが、さすがに公の場で国民的な人気が高い若手アスリートにまで、それをやってしまうのは、まずいですよね。当時の橋本さんの立場(編注:日本スケート連盟会長)を考えれば、完全にパワハラ・セクハラですから。

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『「不倫」という病』(片田珠美/大和書房)

 橋本さんの名前が組織委会長候補に浮上した直後から、ネットやテレビのワイドショーではさんざん高橋選手との件が叩かれていたし、もし本当に就任すれば、同じような悪いエピソードはいっぱい出てくるでしょうから、永田町では『さすがに橋本さんは“ない”でしょ』とみられていたので、実際に会長就任が決まったときには驚いた人も多いんじゃないですか」

 また、別の自民党関係者はいう。

「自民党の女性議員では高市早苗さん、野田聖子さん、小池百合子さん(17年に離党)が酒豪として知られていますが、橋本さんも負けず劣らずで、飲み会好き。大物議員との宴席でも酔ってざっくばらんなキャラを見せるので、それが森(喜朗)さんや安倍さんはじめ、有力議員たちから、かわいがられてきた要因の一つでもあるんです。

 ただ、今はいろいろと批判を浴びてはいますが、アスリートとして培った粘り強さや芯の強さもあり、まだまだ完全に男社会のIOC(国際オリンピック委員会)や国・地方自治体の幹部たちと、困難な調整ごとなどを通じて互角に渡り合っていけるのではないかと期待したいです」

強いリビドーと「脱抑制」

 それにしても、なぜ橋本氏は高橋選手との件であれだけ世間から批判を浴びたにもかかわらず、同じような間違いを繰り返すのだろうか。精神科医の片田珠美氏は、次のように分析する。

「橋本氏が高橋大輔さんをはじめとして若い男性にキスを強要した一因として、それだけ性的なエネルギーが強いことがあると思います。性的なエネルギーをフロイトは“リビドー( libido )”と名づけましたが、一流のアスリートには“リビドー”が人一倍強い方が少なくありません。性的な原動力を性目標からそらして、過酷な練習に向け変えることができるからこそ、見事なパフォーマンスを示し、素晴らしい成績を残せるともいえます。

 このようにリビドーの目標をずらして、社会的・文化的に容認された目標に向けることを精神分析では『昇華( sublimation )』と呼びます。この『昇華』がうまくいけば、アスリートとして成功できるわけですが、それがうまくいかなくなると不倫や強制わいせつなどの性的逸脱行為につながりやすいのです。最近運転する乗用車が横転して大破し、重傷を負ったゴルフのタイガー・ウッズ選手、あるいは昨年“メドレー不倫”が報じられた競泳の瀬戸大也選手は、その典型でしょう。

 また、橋本氏が浅田真央さんに当時の安倍晋三首相とのハグを強要したのは、もともと<他者の欲望>を察知する能力が高く、それを満たすために精一杯の努力をすることによって、成功してきたからだと思います。

 橋本氏は、幼い頃から父の欲望を満たすべくスケートの猛練習に耐え、ついに五輪メダリストになりました。森喜朗元首相に請われて政界入りしてからも、“政界の父”である森氏の欲望を満たすべく頑張り、その後ろ盾で重要な役職を歴任してきました。今回、森氏の後任として五輪組織委員会の会長に就任したのも、2月25日発売の『週刊文春』によれば、森氏から『後任は君しかいない』と口説かれたからだということです。

 このように、橋本氏は、<他者の欲望>を敏感に察知して満たすことが習い性になっているうえ、それで成功してきたのです。だから、権力者である安倍氏の欲望を察知し、それを満たそうとしたとしても不思議ではありません。

 もちろん、『キス強要』にせよ『ハグ強要』にせよ、セクハラ、パワハラとのそしりを免れないでしょう。アルコールの影響で、性衝動を抑制しにくくなる『脱抑制』の状態に陥っていた可能性もありますが、それでも許されることではないはずです。

 にもかかわらず、橋本氏がキスやハグを強要したのは、根底に潜む強い特権意識のせいではないでしょうか。『自分は特別な人間だから、少々のことは許される』という特権意識が強いからこそ、嫌がる相手に強要したわけで、五輪組織委員会の会長であると同時に参議院議員でもある橋本氏が今後も同様に暴走する可能性は十分考えられます」

 いずれにせよ東京五輪開催まで残りわずか。橋本氏の奮闘が期待される。

BusinessJournal編集部

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