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午堂登紀雄「Drivin’ Your Life」

コロナ禍、まったく生活で影響を受けず、利益も上げている人たちが実践していたこと

文=午堂登紀雄/米国公認会計士、エデュビジョン代表取締役

市場暴落

 大きな出来事があれば、ほぼ市場はいったん暴落します。これは過去何度も繰り返されてきたことです。東日本大震災のあとも株式市場は大暴落しましたが、私はここで仕込んだおかげで、のちに大きな利益を上げることができました。

 同様にコロナ拡大で20年3月中旬、世界の株式市場が大暴落しました。私は再びチャンスだと考え資金を全力投入し、生命保険の契約者貸付制度を使ってまでも資金調達して買い出動しました。おかげで買った銘柄のほぼすべてで利益を出すことができました。

厄災から何を学ぶか

 多分に自慢話のように聞こえるかもしれませんが、これは偶然ではなく、歴史に学び準備してきたからだと私は考えています。歴史から学ぶ意義はここにあると痛感すると同時に、教訓をどう活かすかという判断が問われるような気がします。

 感染症がコロナで終わるとは限らず、第2・第3のコロナが発生する可能性もある。「100年に一度」と言われても、101年後に来るかもしれない。ゲリラ豪雨の規模も頻度も増し、台風の勢力も強くなっている印象です。河川の堤防決壊、内水氾濫のリスクが高まっています。

 あるいは今後、首都直下型地震や南海トラフ地震は高い確率で起こるといわれていますし、富士山の大噴火という可能性も指摘されています。地震・津波・洪水で命を落とす危険、住まいを失う危険、仕事を失う可能性は十分にある。

 特に富士山が噴火すれば、静電気を帯びた火山灰が首都圏に降り注ぎ、精密機械の内部に入り込んでショートさせ、ほとんどの電子機器が止まり首都機能を喪失させて大混乱が起きるといわれています。変電所がダウンし電気も止まって携帯基地局のバッテリーも3~4日で尽き、震災時に電話がつながらなくても使えたツイッターなどのSNSすらつながらなくなるかもしれない。道路も灰でスリップして車が走れず、海外に逃げたくても飛行機も飛べない。噴煙と火山灰で家から一歩も出られない。

 物流が止まり、災害援助も遅れ、誰とも連絡が取れず、状況がまったく把握できず、なすすべもなく茫然と立ち尽くすしかない状況に陥る可能性は十分にある。

 この原稿を書いている21年2月13日深夜も、関東地方を比較的強い地震が襲いましたが、10年前の大混乱を思い出した人も少なくないと思います。「災害は忘れた頃にやってくる」ではないですが、余裕があるときに準備をしておくことです。「試合が始まってから練習不足を嘆いても遅い」のですから。

(文=午堂登紀雄/米国公認会計士、エデュビジョン代表取締役)

●午堂登紀雄

1971年、岡山県瀬戸内市牛窓町生まれ。

岡山県立岡山城東高等学校(第1期生)、中央大学経済学部国際経済学科卒。

米国公認会計士。

東京都内の会計事務所、コンビニエンスストアのミニストップ本部を経て、世界的な戦略系経営コンサルティングファームであるアーサー・D・リトルで経営コンサルタントとして勤務。

2006年、不動産仲介を手掛ける株式会社プレミアム・インベストメント&パートナーズを設立。

2008年、ビジネスパーソンを対象に、「話す」声をつくるためのボイストレーニングスクール「ビジヴォ」を秋葉原に開校。2015年に株式会社エデュビジョンとして法人化。

不動産コンサルティングや教育関連事業などを手掛けつつ、個人投資家、ビジネス書作家、講演家としても活動している。

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