企業・業界のニュース
検索結果を見るに、実際のワークマン女子たちは店舗そのものの“映え”よりも、アウトドアシーンでアイテムを活用している“映え”の方に魅力を感じている印象だった。
とはいえ、女性の入りやすさをコンセプトに掲げているだけあって女性客が多く、カップルや家族連れが中心。中には、ランニングの途中で立ち寄ったのか、ウインドブレーカーとショートパンツにスパッツを履いた出で立ちで商品を選んでいる人も。職人がメインターゲットで道路沿いにある従来のワークマンの客層とは一線を画していることは確かだ。
奥には「#ワークマン男子」のコーナーも
入口付近には女性専用の衣類が陳列され、中央にはユニセックスアイテムが並ぶ。カジュアルウエアはレディースが多めだが、スポーツウエアはユニセックスが大半を占めており、アウトドアウエアの「FieldCore」とスポーツウエアの「Find-Out」などのプライベートブランドも扱っている。さらに奥に進むと「#ワークマン男子」のコーナーもあるので、男女で買い物ができるのも特徴だ。
ちなみに、#ワークマン女子の売り場面積452平米は、路面店やショッピングモール店を含めてワークマン最大級の規模だという。前述のニュースリリースによると、店内の商品はレディース40%、ユニセックス20%、メンズ40%で構成されている。#ワークマン女子とは言いつつ、メンズとレディースの割合は同じなのだ。


一方、当然というべきか、従来のワークマンで売られている作業着や安全靴などの商品は#ワークマン女子では見かけなかった。職人が仕事のアイテムを求めて#ワークマン女子に行っても、目当てのものは見つからない可能性が高いので注意しよう。
3月19日には#ワークマン女子の新店舗がオープン予定だとか。今度はいったい、どんなインスタ映えスポットが設置されるのだろうか。そして、今度こそワークマンが思い描く通りのワークマン女子が巷にあふれることを願ってやまない。
(文=谷口京子)