NEW

長澤まさみ、上白石姉妹、浜辺美波を生んだ「東宝シンデレラ」の闇と斉藤由貴の“黒歴史”

文=ミゾロギ・ダイスケ
【確認中】長澤まさみ、上白石姉妹、浜辺美波を生んだ「東宝シンデレラ」の闇と斉藤由貴の“黒歴史”の画像2
第5回「東宝シンデレラ」で、東宝は金脈を掘り当てたといえる。グランプリ受賞者の長澤まさみ(当時12歳)だ。画像は、2020年に発売された『コンフィデンスマンJP プリンセス編』の通常版DVDジャケット( ポニーキャニオン)。

過去の不作を補ってなおあまりある、第5回・長澤まさみの発掘

 第4回「東宝シンデレラ」は5年後の1996年に開催され、 野波麻帆がグランプリ、田中美里が審査員特別賞を受賞した。

 野波はデビュー2作目の映画『愛を乞うひと』(1998年)での演技で各映画賞の新人賞などを得る実績もあった。ただし、東宝が毎年リリースする「東宝カレンダー」の表紙を飾るようなスターにはならず、バイプレーヤーとして今も活動中だ。

 一方、田中は野波よりメジャーな活動をした。1997年にNHK連続テレビ小説『あぐり』のヒロインの座を射止め、翌年にはテレビドラマ『WITH LOVE』(フジテレビ系) で竹野内豊の相手役を務めた。また、映画『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』(2000年)では東宝シンデレラとして初めてゴジラと戦うヒロインを演じ、メガヒットした韓国ドラマ『冬のソナタ』でのチェ・ジウの吹き替えを担当したことでも知られる。ところがその田中も、2012年に東宝芸能を離れてしまった。

 4年後の2000年の第5回「東宝シンデレラ」で、東宝は金脈を掘り当てた。グランプリ受賞者は、長澤まさみ。当時12歳だった長澤はその後、興行収入85億円を記録した『世界の中心で、愛をさけぶ』でヒロインを演じ、最近作の『コンフィデンスマンJP』シリーズなど、数々の東宝配給映画に主演することになる。話題作『シン・ウルトラマン』の公開も控える彼女は、まさに東宝シンデレラの名にふさわしい存在だろう。

 なお、その長澤と共に『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』(2003年)などで小美人役を演じ、2017年に俳優・鈴木浩介と結婚した大塚千弘(以前は大塚ちひろ)は、第5回の審査員特別賞受賞者である。

第6回は3万超の応募からグランプリ・黒瀬真奈美らが選ばれるも、“早期離脱”の悲劇

 長澤人気もあり、2006年の第6回には、過去最多の3万7443人の応募者があったという。しかし残念ながらこの回は、不作といってもよい結果となった。東宝芸能はグランプリの黒瀬真奈美、審査員特別賞の増元裕子、池澤あやかの3名をトリオで売り出し、グラビアアイドルとしても活動させたが、不発に終わったのだ。

 黒瀬は2007年に松嶋菜々子主演の映画『眉山』や、テレビドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』(フジテレビ系)にレギュラー出演したものの、わずか4年で活動休止を発表。増元も芸能界を去った。コンピューターのプログラマー、ソフトウェアエンジニアとしてのスキルを得た池澤は今も東宝芸能所属だが、女優ではなく専門分野での活動が中心になっている。

 黒瀬が去った後、第6回の決戦大会に残ったことをきっかけに東宝芸能入りしていた朝倉あきがプッシュされたが、彼女も2014年に芸能活動休止を理由に東宝芸能を離れてしまった(その後、別事務所で復帰)。

RANKING

23:30更新
  • エンタメ
  • ビジネス
  • 総合