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蓮舫氏の国会軽視の行為は大問題だ…総理演説原稿を事前にツイート、謝罪せず削除

文=新日本帝國/政治・社会ジャーナリスト
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 昔の議員はヤジの上手い方が多く、「質問者の発言語句に不必要にかぶせない。」「個人のプライバシーに深く入り込むような下卑た発言は行わない。」など言葉尻を捉えるシニカルなものが多く、質問者の方もヤジを期待して煽るような原稿づくりに勤しむ議員達も多くいたのですが、段々と機転融通の利かない議員が増え一般国民からも「下品じゃないか?」との声も上がるようになり、昔ほど活発に飛び交わぬようになってきています。

国会軽視の通夜パフォーマンス「牛歩戦術」

 もう一つ本会議名物と言えば牛歩戦術があります。国会では1/5以上の議員から要求があると記名投票を行わなければならないとなっているため、その際は一人ずつ演壇上の投票箱に投票します。その際にゆっくりと牛の歩みのように進み投票を遅らせる事から「牛歩戦術」と呼ばれています。

 長い時間静止したり、後退をしたりすると棄権とみなされてしまうので、小刻みに歩を進めたり、肩を左右にふったりするなどして少しずつ前進していきます。牛歩は野党が与党の採決を不成立にさせたいために行われます。議会には決まりとして採決を行うときは議長が「議場閉鎖」を発することにより、採決が終わるまで外から議場に入れなくなるという規則があります。党議拘束に従いたくない議員や少数派の会派の議員が多数決への抵抗として議場を退出するも例もあります。

 これはこれで議決権の放棄と言えますし、議員として職務怠慢といえます。

 ともあれ、出る事はできても投票終了まで議場に戻る事ができないわけで、本来であれば議長が議案の採決を諮った時に「異議なしの声多数と認め……」「拍手多数……」「挙手が過半数を超えたと認め……」というような簡略的な多数決で決定する場面であったものを記名投票に変更され牛歩をされることにより、順番を待つ賛成議員が便意を生じた時にもトイレに行くために議場を出れば賛成票が減ることから出るに出られなくなり、悶絶する議員の姿を見たこともあります。生理現象に訴えるこのやり方は決してスマートとは呼べないでしょう。

 次に、日付が変わる午前0時を超えた時点で終了していない投票は無効になるという規則がありますので、牛歩により議題可決を先延ばしにできます。

 法案や条例案は会期中に可決するか継続審議の手続きを踏まねば廃案となります。この継続審議の可否も採決で決めるわけですから、会期末まで牛歩を行われると廃案になるわけです。

 また、野党が牛歩を行う場合は審議不十分で強行採決をされるのでは納得がいかないからという大義があり、強行採決を行った議長不信任案や委員長解任決議案、内閣不信任決議案、担当閣僚問責決議案などを動議として提出します。これらは重要性が高い先決議案となりますので、審議になっていた議案より優先して採決を行うために会議日程の時間を消費することになります。

 審議不十分な強行採決も決して褒められるものではありませんが、多数決の原則からすれば少数派の権利の範囲を大きく逸脱したテクニックと言えるかもしれません。ましてや2015年9月18日に参議院で安倍首相問責決議案が提出され生活の党共同代表(当時)の山本太郎が黒のスーツに黒ネクタイ数珠を手にして略喪服姿でひとり牛歩を行い閣僚席の安倍晋三総理(当時)に向かい焼香と拝むしぐさなどは、その前日に「自民党が死んだ日」と賞状用紙に書きなぐり掲げた事からも、意図的かつ死を悼む精神を踏みにじり、国会軽視の「通夜パフォーマンス」と非難されたのも当然です。

審議拒否に伴う国会の空転、1日3億円が失われる

 議員として議員同士で議論を闘わせるための範疇を逸脱したパフォーマンスとしては、委員会質問においてのフリップがあります。

 委員側が閣僚に対し自らの質問意図や背景を説明するための資料としてフリップを使用するのはわかります。しかしこのフリップの向いている方向は閣僚席ではなくTVカメラ。

 委員会中継を見る視聴者に向けていることが適切なのでしょうか?確かに、政策を国民に分かりやすく説明する事は政治家、政党に必要な事ですが、それは議論をする場で中継されている事を利用して行うべきものなのでしょうか?

 委員会や国会中継というのは、あくまで国民が普段の審議の場面を見るために必要なものですが、見られているからそれに合わせた議論をするというのは本末転倒のパフォーマンスと言っても過言ではないでしょう。

 2月15日の予算委員会では、総務省接待問題に立憲民主党委員の質問に「事実関係を精査している」としか答弁が得られなかったことに対して、委員長席の金田勝年委員長に野党筆頭理事の辻元清美議員が「手荒な事はしないから止めて」と時計を止めて議事整理するよう求める場面がありました。

 手荒な事とは審議拒否の為の退室で、予算を日程内に衆議院を通過させたい与党に対しての脅しでしかないわけです。

 さらに、質問内容も最近多い台詞として「明日発売の週刊〇〇の記事によりますと……」というような内容が目立ち、週刊誌記事を補完するようなものばかりです。「野党が委員会で週刊誌の宣伝を行っている」とか「週刊誌と取引がある」と揶揄されても仕方ないでしょう。

 週刊誌の内容を徹底的に究明するのが義務というのであれば、菅直人元総理の「一夜は共にしたが男女関係はない」という言葉でお茶を濁した愛人報道や、韓国人ホステスとの間に隠し子があり、その韓国人ホステスは国家情報院に属していたとか、行きつけのその韓国クラブは北朝鮮系の経営者に変わっているとかなどの「日本の国益を損なう」可能性のある事態の究明をしっかりと行うべきです。

 国家安全保障の点からも真偽を追求し、本人も国民や同盟国に対し潔白を証明せねばならぬのは「菅総理」ではなく「菅元総理」ではないでしょうか。。

 審議拒否とは、つまり決めていた日程が空転することを意味します。国会開催にかかる費用は一日約3億円と言われます。これは、国会にかかる全ての予算、衆参両院、国会図書館などの設備維持、人件費、雑費、議員や公設秘書の歳費、給与の年間予算額を365日で割って算出した額です。

 空転させたことによって、3億円をドブに捨てているのと同じことのわけすから、審議拒否などという手段を当然だとばかりに訴えることは控えてほしいものです。

(文=新日本帝國/政治・社会ジャーナリスト)

●新日本帝國(しんにほんていこく)

 Twitterアカウント名「新日本帝國」@AMANOKOYANE1で活動。代議士秘書、都議会議員秘書などをつとめ、現在コンサルタント業。世の中の光と闇、表裏一体を政治・社会ジャーナリストとしてBusiness Journalに寄稿している。ブログは「新日本帝国の議」https://japanempire.amebaownd.com/。

 

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