NiziUに韓国で逆風…リマを「戦犯の孫娘」と批判、国民請願掲示板で署名運動もの画像1
『Take a picture/Poppin’ Shakin’』(NiziU公式サイトより)

 昨年12月に本格デビューし、一世を風靡した9人組ガールズグループ「NiziU」。4月7日に両A面シングル「Take a picture/Poppin’ Shakin’」がリリースされるほか、たて続けに新たなテレビCMが放送され、コラボ商品も発表されるなど、現在も飛ぶ鳥を落とす勢いは続いている。

 余りにも急速に知名度を高め、多数のメディアに登場するようになったことから、「ゴリ押し感が強すぎて引く」「NiziUのメンバーを酷使しているように見えて不快」など、プロデュース手法を疑問視する声も少なくない。

「NiziUはソニーミュージックと、韓国の大手芸能事務所であるJYPエンターテインメントの共同プロジェクト『Nizi Project』から誕生したグループで、JYPに所属しています。1年以上に及ぶ壮絶なオーディションで、確かにハイレベルなダンスと歌を身に着けたメンバーが選ばれていますが、その間にミイヒが激やせしていく様子がファンからも懸念されていました。それでもハードなスケジュールが続き、結局ミイヒは正式デビュー前に体調不良で長期離脱を余儀なくされました。その後、一度は復帰したものの、やはり本調子ではないのか再び離脱することになり、マネジメントが疑問視されています」(芸能記者)

 そのNiziUは現在、韓国でレッスンやレコーディングを行っているとみられている。緊急事態宣言下でも渡韓を強行した理由については、さまざまな見解が飛び交っているが、所属事務所のJYPが韓国にあり、プロデューサーのパク・ジニョン(J.Y. Park)が韓国にいることが大きいだろう。また、韓国内でデビューしたのちにグローバル展開するともいわれており、その下準備もあるだろうと音楽関係者は指摘する。

 だが、その韓国ではNiziUに対して逆風が吹いているようだ。

 韓国の三・一独立運動を記念する国家慶祝日「三一節」である3月1日、大統領府の国民請願掲示板には「国内企業が戦犯側に立って、韓国人を告訴した」というタイトルの請願文が掲載された。国民請願掲示板とは、国民が政府に対する請願を書き込み、それに対して1カ月以内に20万件以上の署名が集まれば、政府はその請願に対応することが義務付けられるサイトだ。

 その請願を書き込んだ人物の主張は、「国内3大エンタメ企業のひとつが、K-POPのノウハウを活用して日本人女性で構成されたグループを生み出し、さらにその中には“戦犯の直系孫娘”が含まれている」というものだ。具体名こそ出していないが、このグループがNiziUを指していることは明白だ。

 この人物は、NiziUについて「日本国内で右翼勢力の嫌韓マーケティングに利用されている」「韓国でのデビューが失敗に終わったのは、戦犯の子孫であることが韓国人に知られ、虐待を受けたためである」といった根も葉もない情報を流布し、JYPから名誉毀損と虚偽事実の流布で告訴されたという。

 さらに、「親日派や戦犯を相手にした非難は、違法性が阻却され無罪になるという判例がある」と主張し、「親日派や戦犯をかばったり、その情報を隠蔽することのほうが違法である」と訴えた。

 ちなみに、この人物が主張する“戦犯”とは、日本軍に軍服などを提供していた横井商店の創業者である横井英樹を指すとみられる。横井は軍の防暑服を一手に引き受け、巨額の利益を得たといわれている。

 実は横井の孫はラッパーのZEEBRA(戸籍上は横井の養子)で、その娘がNiziUメンバーのひとりであるリマなのだ。その事実をもって、反日を掲げる韓国民たちは、NiziUを韓国から排斥しようと働きかけている。署名期限は3月31日までとなっているが、韓国のネット上では署名を呼びかける声が飛び交っている。

「戦犯の子孫であることが判明したからには韓国で人気を得ることは不可能だ。今からでも除名するべき」

「戦犯を非難した韓国人が告訴されたのはなぜなのか」

「NiziUを支持する韓国人はいないだろう。世界展開をもくろむなら韓国市場で成功を収めなければならない。そのためには考え直す必要がある」

 このようにNiziUやリマを中傷する声が噴出している一方、少数ではあるが「先祖が戦犯だからって子孫には罪はない」「彼女が戦犯について言及したわけでもないのに罪を問うのはおかしい」といった擁護の意見も見られる。

 リマは、正式デビュー直前に父ZEEBRAの不倫が発覚して両親が離婚するなど、本人に起因しない周辺トラブルが続いている。今回も、リマにしてみれば、とんだとばっちりだろう。

 J.Y. Parkは「Nizi Projectシーズン2」として、NiziUの男性バージョンのオーディションを企画していることを明かしたが、今後も韓国からは同様の反応が起こる可能性はあるだろう。

(文=編集部)

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