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朝ドラ『おちょやん』板尾創路のモデルとは?“日本のチャップリン”と呼ばれた喜劇王の功績

文=安倍川モチ子/フリーライター
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 千代が一平の部屋へ行くと、台本を燃やしている最中だった。それを見て、あいさつまわりのときから感じていた、一平が役者を辞めるつもりだという予感が確信に変わった。そして、千代は、かつて一平が語った喜劇への思いやハナから聞いた話を語った。

 夕に出て行かれた一平の父(茂山宗彦)は、落ち込んだ末に役者を辞めようと考えていた。そんなときに、子どもの一平が夕の道具で化粧をして笑わせてくれたため、役者を続けることにしたという。

 千代は、申し訳なさから涙をこぼす一平に「生きるってしんどいな。けどな、あんたは1人やあれへん。うちがいてる」と言って抱きしめた。

 襲名の日。一平は口上で父親との思い出や二代目になることへの葛藤を述べ、千代との結婚も報告した。

須賀廼家万太郎のモデルは日本のチャップリン?

 今週、因縁の関係にある須賀廼家万太郎と須賀廼家千之助の戦いの火蓋が切られた。万太郎を演じるのは、お笑いコンビ・130Rの板尾創路。ご存知の通り、芸人の他に俳優や映画監督としても活躍する多彩な人物だ。

 現在は俳優業に力を入れており、数々のテレビドラマや映画に出演している。現在放送中のドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系)では法医学者の藤堂雅史を好演しており、芸人より俳優のイメージが強い人も多いだろう。また、菅田将暉と桐谷健太がダブル主演した映画『火花』の監督を務めたことも忘れてはならない。

 そんな板尾が演じる万太郎のモデルとされるのが、日本のチャップリンとも呼ばれた喜劇王の曾我廼家五郎だ。もとは歌舞伎俳優だったが、曾我廼家十郎とともに新しい喜劇を目指して「曾我廼家兄弟劇」を立ち上げた。

 劇団はすぐに大ヒットを飛ばして、喜劇界の頂点へと駆け上った。しかし、芝居に対するスタンスの違いなどから、いつしか五郎と十郎の仲に溝ができてしまい、2人は決別。それぞれ「曾我廼家五郎劇」「曾我廼家十郎劇」という別の劇団を立ち上げた。そして、先に五郎が亡くなったため十郎が喜劇王としてトップを走り続け、十郎も最後はがんで亡くなった。

おちょやん』では、世界の喜劇王・チャップリンが来日することで、万太郎一座と鶴亀家庭劇が争うことに。果たして、どんな芝居で勝負して、どちらに軍配が上がるのか。乞うご期待。

(文=安倍川モチ子/フリーライター)

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