前澤友作氏の「dearMoon」企画に暗雲?月周回旅行用の宇宙船、打ち上げ試験で爆発の画像1
「dearMoonプロジェクト公式サイト」より

 共同通信は3月4日、ZOZO創業者で実業家の前澤友作氏が月周回旅行で使用する宇宙船実験機の打ち上げ試験で、機体が着陸に成功後、爆発炎上したと報じた。

 前澤氏は、2023年に民間人初となる月旅行への挑戦を公表しており、3日には同行を希望する人を8名募集すると発表している。その実験機が爆発したことで、SNSでは波紋が広がっている。

 だが前澤氏本人は爆発のことには触れず、引き続き「多様な方々からの応募をお待ちしています」と呼びかけている。応募するに、2つの条件を満たす必要がある。ひとつめは、応募者が取り組んでいる“なんらかの活動”が、宇宙に行くことで成長して人や社会の役に立つ可能性を持っている、また同じように思っている同乗者をサポートできる、という2点だ。

 前澤氏は、「費用は僕が全部出します。チケットは全部買っていますし、貸し切りの船になります」として、英語版でも呼びかけ、4日までに237の国と地域から30万人を超える応募があったと明かしている。

 前澤氏は月旅行の計画を発表後、たびたび同行者を募ってきた。昨年1月には、AbemaTVの番組内で、月旅行に同行してくれる“人生のパートナー”を探すというお見合い企画を発表し、2万7000人を超える応募がありながら「最後まで自分の気持ちを整理することができませんでした」として出演を中止。

 その後、世界的な画家や音楽家、映画作家など“アーティスト”を6〜8人招きたいと発表していた。それが今回の募集で同行者の条件を変更したことについて、「自分で『アーティスト』って言っちゃえば大丈夫です」とおどけてみせた。

 前澤氏は2018年9月、起業家のイーロン・マスク氏率いる米宇宙開発会社スペースXが計画する月の周回旅行について、搭乗する契約を結んだ。同社が開発する超大型ロケット「Starship」の開発状況についてマスク氏は、「2023年までに何度も軌道に到達させ、有人での安全性も確保できるようになる」と語り、「非常に順調に進んでいる」と自信を見せていたが、今回の爆発を受けて周囲には不安の声も出始めている。

 この月への旅行計画「dearMoon」プロジェクトの具体的な費用は明かされていないが、関係者は「極めて莫大な額」が投資されていると言う。応募するための事前登録は3月14日までだが、その動きに影響が出る可能性もある。

(文=編集部)

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