朝ドラ『おちょやん』大山社長を演じる中村鴈治郎のスゴい経歴…両親は人間国宝&扇千景の画像1
NHK連続テレビ小説『おちょやん』」より

 天海千代(杉咲花)と天海一平(成田凌)が結婚して3年後。2人の家は座員の溜まり場となり、そのお世話をするのが千代の日課となっていた。鶴亀家庭劇の人気は好調で、千代は芝居漬けの一平に不満はありつつも、まわりの人々に支えられて平和に暮らしていた。3月8日(月)~12日(金)のNHK連続テレビ小説『おちょやん』を振り返ろう。

万太郎と千之助の“因縁”が明らかに

 世界の喜劇王・チャップリンが日本に来ることになった。鶴亀株式会社の大山鶴蔵社長(中村鴈治郎)は、チャップリンが道頓堀に喜劇を観に来る際に日本の喜劇王と対面させることを思いつき、須賀廼家万太郎一座と鶴亀家庭劇を戦わせ、勝った方がチャップリンと会えることにした(しかし、実際は鶴亀家庭劇には当て馬となってもらい、万太郎一座を盛り上げられればいいと考えていた)。

 役者魂に火がついた須賀廼家千之助(星田英利)は、何が何でも須賀廼家万太郎(板尾創路)に勝ちたい気持ちから、座員たちとぶつかり、女優陣と対立する。千之助の暴走をよそ目に一平たちは台本づくりに取り組むが、千之助はすぐに台本を書き上げ、座員たちに見せた。しかし、内容はムチャクチャで一平と言い争いになり、ついに千之助は孤立してしまう。

 その日の帰り、千代は唯一の千之助派だった小山田正憲(曽我廼家寛太郎)が千之助の言葉を真に受けて、万太郎一座の台本を盗み見して捕まったことを知る。小山田を迎えに楽屋へ行くと、万太郎も登場。座員の無礼を詫びる千代に対して、万太郎は自ら手の内を明かし、「他に知りたいことがあれば、何でも教えてやる。うちには絶対勝たれへん」と言って出て行った。

 千代は万太郎を追いかけ、千之助との関係について聞いた。すると、万太郎は面倒くさがりながらも「使えん役者を切ったまでや」と答えた。

 かつて、万太郎と千之助は須賀廼家兄弟一座を立ち上げ、絶大な人気を誇っていた。順風満帆に思えたが、ある日、万太郎は千之助に「お前はおもろない。うちの一座に必要ない。独りよがりの芝居に合わせるのも飽きた」と追い出したのだ。

 千代が、そこまでする必要はあったのかと問うと、万太郎は「おもしろいからや」と答えた。千代は万太郎に宣戦布告して、千之助の部屋に向かい、どうやったら万太郎一座に勝てるのかと問い詰めた。そんな千代をよそに、千之助は荷物をまとめて出て行こうとする。千代が「逃げ出すのか?」と問うと、千之助は「万太郎がからむと冷静でいられない、俺じゃ勝たれへん!」と出て行った。

―――

 千之助は街を歩く中で万太郎を見かけ、つい隠れてしまった。そこで千代の言葉を思い出して、一平宅へ行き、「力を貸してくれ。万太郎に勝ちたいんや」と頭を下げた。

 万太郎が憎いわけではない。認めてもらいたいから、もうこそこそと隠れるようなことはしたくないと言われ、一平は快諾して、早速2人で台本をつくることに。しかし、2人の意見は食い違い、ケンカが勃発。行き詰まった末に、一平が「親父やったらどうするのか」とつぶやいた。それをヒントに、師弟関係にある父親と息子をテーマにした台本をつくり上げた。

RANKING
  • エンタメ
  • ビジネス
  • 総合