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木村隆志「現代放送のミカタ」

『知ってるワイフ』近年の連ドラ最高クラスのハッピーエンドが期待できる2つの理由

文=木村隆志/テレビ・ドラマ解説者、コラムニスト

 同じく昨年再放送された『アシガール』(NHK)も、唯(黒島結菜)と若君(伊藤健太郎)の結婚が認められ、唯は「若君の命を守り抜く」ことを誓い、若君も「わしは二度と戦のない国をつくる。これからはわしがお前を守る」と誓って終了した。

 11日に最終話が放送された『江戸モアゼル~令和で恋、いたしんす。』(読売テレビ・日本テレビ系)も、仙夏(岡田結実)と蔵地(葉山奨之)、泉美(吉谷彩子)と鳥居(前田公輝)、寿乃(山口まゆ)と長兵衛(一ノ瀬颯)のカップル3組がハッピーエンドだった。

 そのほか、『プロポーズ大作戦』(フジテレビ系)、『流星ワゴン』(TBS系)なども絵に描いたようなハッピーエンド。

 そもそもタイムスリップに限らず「ファンタジー作はハッピーエンドとセット」という要素がある。言わば、「禁じ手」「何でもアリ」に近い設定なのだから、それを使えるのに、わざわざ不幸な結末を見せる必然性は皆無なのだ。夫婦という多くの人々が自分に投影させやすいテーマを扱った『知ってるワイフ』なら、なおのこと。不幸な結末を見せて、後味の悪さを感じさせることはあり得ないだろう。

(文=木村隆志/テレビ・ドラマ解説者、コラムニスト)

●木村隆志(きむら・たかし)
コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者、タレントインタビュアー。雑誌やウェブに月20~25本のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』(フジテレビ系)、『TBSレビュー』(TBS系)などに出演。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもある。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』(TAC出版)など。

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