「令和の美少女カリスマ中学生」とのキャッチフレーズのインフルエンサー「さくら」と、ユーチューバー「よりひと」の間に摩擦が起き、双方が傷を負う事態になっている。

 騒動のきっかけは、よりひとが自身のYouTube動画内で、たびたびさくらが過去にいじめを行っていたとの疑惑を取り上げたことだ。リスナーからの情報提供があったとして、さくらが小学生時代に同級生や担任の先生に対していじめを行っていたと発言。なかには、いじめを苦にして精神を病み、亡くなった方もいるとの情報も公開。

 このようないじめの告発を受けて、さくらは自身のTwitterで「いじめは一切していません」と全面否定。しかし誹謗中傷は収まらず、さらには、さくらの妹までいじめを行っているとの情報が拡散され、騒動が拡大。

 追い打ちをかけるように3月16日、よりひとの動画にさくらの元同級生を名乗る人物2人が電話で登場し、さくらのいじめを証言。「さくらが人をイジメてるところなどをたくさん見た」「(さくらは)小学校の頃から嘘つきで有名で、中学校でも気に入らない子の机やスリッパに落書きした」などと暴露し、小学校の頃の担任の先生が精神病で亡くなったとも明かす。続けて、さくらから受けたいじめにより不登校になったなどと語り、さくらに向けて「謝罪してほしい」と要求。加えて「イジメで命を落としそうなった人がいるのに、テレビにのうのうと出るのは普通に見ていて不快」とも語り、メディアからの引退を希望した。

 この告発を受けて、ネット上はさくらへの批判であふれかえった。

「さくらは、TikTokで120万フォロワー、Instagramで42.3万フォロワー、YouTubeの登録者数40.5万人と、圧倒的な人気を誇り、彗星のごとくYouTube界に現れたクリエイターです。同世代の女子を中心に高い支持を得ていますが、その反面、妬みも多いのではないでしょうか。いくら多くのファンを抱えるインフルエンサーとはいえ、さくらはまだ中学生。目に見えないネット上の多数の声に対抗するのは難しいというのが実情でしょう」(芸能記者)

 さくらの所属事務所であるVAZは18日、よりひとに「警告文」を送付したと明かした。さくらを侮辱及び誹謗中傷する動画について「仮に直ちに停止及び削除がされない場合は、法的措置を取る」と警告。すると、これを受けてよりひとはTwitterに「VAZさんと桜さんへ」という文章を掲載。併せてYouTube動画でも両者に謝罪するとともに、今後さくらに関するネタを取り扱わないことを約束した。

 これにより、騒動は沈静化するかに見えたが、まだ一件落着とはいかないようだ。さくらが18日、騒動の顛末をファンに報告する動画を公開。

 そのなかで、小学生の頃にいじめをしていたとの疑惑について、「逆に私がいじめを受けていた」と明かす。いじめられたことはつらかった経験であるが、それによって成長できたなどと前向きにとらえている様子を語った。

 また、よりひとの動画でさくらのいじめを証言していた2人とも電話で直接話し、「泣きながら謝罪された」と明かした。そのうちの1人とはケンカをしたことがあり、先生を通して仲直りしたとの過去を説明。「さくらが上京してがんばっているのは知っていたが、軽い気持ちで(よりひとに)ネタを提供したことは後悔している」と本人と親御さんからも謝罪を受けたことから、裁判沙汰にはしないことを決め、「これで終わりにしようと思った」と、経緯を説明。

 この業界に入るにあたり、誹謗中傷を受けることがあると覚悟はしていたものの、「殺人者」「消えろ」「死ね」などと今までで一番の罵詈雑言が寄せられ、心が削られたと涙を流した。それでも、「この件を忘れることはないと思いますが、これを糧にして全力で突っ走っていきたい」と前を向いた。

 これにて“いじめ疑惑”が晴れたかに見えたが、このさくらの動画へは圧倒的多数の「低評価」が付けられている。3月19日19時30分現在で、「高評価」1.6万に対して「低評価」は3万。

「いつもならさーちゃんの事、信じれるのに…。なんか信じれない」

「圧力かけて揉み消しているようにしかみえない」

「今後のためにも裁判起こしてハッキリさせたほうがいい」

「なぜ警察や裁判を通さないのか理解できない。自分のほうが分が悪いからに見える」

など、さくらの説明に対する不信感を表すコメントが続出。

 さらに、仲裁に動いたというユーチューバー「折原」が、視聴者の疑念を増幅させている。折原は自身のYouTubeチャンネルで、「さくらのため」としてよりひとの自宅に突入する様子を生配信。その模様が、折原のみならず、かえってさくらの印象を悪くしたようだ。

 よりひとの動画は削除された。いじめ被害を告発した女子生徒2人は謝罪した。疑惑の火付け役だった人物と、さくらの間では和解した状態だが、視聴者は納得しておらず、疑惑は晴れていない。今後のさくらの活動はしばらくイバラの道となりそうだ。

(文=編集部)

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