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作家・下重暁子が考える、悔いのない死を迎えるために今から始められることとは?

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※画像:『明日死んでもいいための44のレッスン』(幻冬社刊)

 誰にでもいつかはやってくる「死」。


 もし、明日死ぬと決まっていたら、やり残したことはないか? 「何もない」と答えられる人は案外少ないのではないだろうか。


 84歳となった元NHKアナウンサー、作家の下重暁子氏は、この問いに対して自信を持って「ない」と言えるし、死という未知の体験が楽しみであるとしている。この考えに至れば怖いものなしのように思える。日常を生きる中で、どのような考え方を持ち、過ごすと、このような考え方ができるようになるのか。

 

■悔いのない死を迎えるために今から始められることとは?


 『明日死んでもいいための44のレッスン』(下重暁子著、幻冬社刊)では、下重暁子氏が明日死ぬと言われても穏やかに受け止められるように、下重氏が日頃から実践している44のレッスンを紹介する。


 下重氏はどのようなレッスンを実践しているのか。いくつかあげていきたい。


・死に装束を決めておく


 生前どんなにおしゃれであっても、死んだあとはできない。最後の最後に、どうでもいい洋服を着せられて旅立つのは御免である、と下重氏は述べる。自分の死に装束を決めておくのも粋というもの。自分の好きな着物であったり、洋服であったりをそれと生前に決めておく。なぜなら、死は突然訪れるものだからだ。


・ほんとうに好きなものに囲まれる


 まず、捨てるようなものは買わないこと。ほんとうにいいものやほんとうに好きなものだけを買って、最後まで大切に使ってやる。ものにも命があるのだから、手許に縁あってきたものは、命尽きるまで使うことこそが、買った者の責任なのだ。終活が流行っているが、ほんとうに大切なもの、ほんとうに好きなものまで整理して死を待つのはあまりに淋しい。ほんとうにいいもの、好きなものに囲まれて、死ぬまで過ごしたほうがいい。


・謝るべき人には、今日連絡する


 しばらく連絡をしないでいるうちに、相手が亡くなってしまうと後悔が残る。とくにお世話になったお礼や誤解したまま、されたままの間柄の人がいる場合は、早く連絡すること。「しまった」と思っても、もはや術がないからだ。


 そうしたことを抱えたまま死んでいくのは、やりきれない。できるだけ身辺をきれいにして、詫びることは詫び、伝えるべきことは伝えておく。死はいつ来ても不思議ではないから、早いに越したことはない。


 下重氏がどのように「死」に対して、確固たる覚悟を持血、穏やかに受け止められるようになったのか。いつか来る「死」に対して、気持ちの面でも準備をしておくことで、今をよりよく生きていくことにもつながるはずだ。
(T・N/新刊JP編集部)


※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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