いい加減がちょうどいい。心が軽くなる「鈍感力」を持つためにすべきことの画像1
※画像:『鈍感になる練習』(内外出版社刊)

 繊細で敏感な人は「いい人」と言われることが多い。その一方で、小さなことを気にしすぎる傾向もある。そんな繊細な人は「もっと大雑把に生きてみたい」と心の中で思っているのではないだろうか。


 では、そのために必要なことは何か。「鈍感になることを習慣化する」ことだという。

 

■「鈍感」を習慣化するにはどうすればいい?


 『鈍感になる練習』(内外出版社刊)は、明治大学文学部教授の齋藤孝氏が、いろいろな場面で「こうすれば気にしないですむ」という気にしすぎない練習方法を紹介する一冊だ。


 では、具体的に鈍感になることを習慣化するにはどうしたらいいのか。


 敏感すぎて他人の意向に沿うようにしていると、だんだんそれが疲れとしてたまってしまう。だから、「いい加減くらいがちょうどいい」。ただし、無理しない範囲であることが大切だ。 人付き合いでは、耐えられる基準を自分でわきまえて、距離感をちゃんとつかむことが必要となる。


 また、人付き合いにおいて、他人から「褒められたい」気持ちは捨てるとよいと齋藤氏。人から褒められたい気持ちは誰にでもあるが、モチベーションを他人に求めないことだ。モチベーションの根源を他人に褒められることに置くと、褒められないとがっかりしてしまう。それが好きだからやっている。そう考えることが大切だ。


 他人の目を気にしなくていい、ただ志でやっている。このように志を持つことが、鈍感になる練習のために必要なことだ。齋藤氏自身も、10代の終わりの頃に、学問・研究で身を立てるという志を持ち、服装や髪型が一切気にならず、褒められる、褒められないは、まったく気にならない、という鈍感力を磨いた時期があったという。


 志があれば、他人の言葉にいちいち反応しなくてよくなり、鈍感力も磨かれるのだ。

 

■相手や自分のマイナス面を見ないことが人生の充実につながる


 また、人のマイナス面を見ないように訓練することも重要だという。


 欠点を探すという習慣をやめて、「いいところあるね」と会話を交わしたほうが、お互いに気持ちよく付き合えるもの。これは他人だけでなく、自分の欠点においても同じことだと齋藤氏は述べる。


 わざわざ自分の欠点を見つけて、自己嫌悪に陥ることはない。他人も自分自身も、欠点には鈍感になって、できることを着実にやっていくほうが人生は充実するのだ。


 「ものは考えよう」だ。同じ人に対しても、自分自身がどう考えるかでその人の見方も変わる。鈍感になることで、人間関係も生き方もラクになるはずだ。本書から「鈍感力」を磨いてみてはどうだろう。
(T・N/新刊JP編集部)


※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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